60話 漫遊寺中 ページ12
〜in 京都〜
A「ここが漫遊寺中……｣
風丸「なんか、のんびりしてるよな……」
塔子「襲撃予告なんて全く気にしてない感じ」
円堂「とにかく、サッカー部を探そうぜ！」
吹雪「サッカー部なら奥の道場みたいだよ」
後ろを振り向くと吹雪くんが女の子2人に囲まれてた
吹雪「どうもありがと」
女子「「どういたしまして！」」
吹雪「また何かあったらよろしくね」
女子「「はーい」」
誰が見ても分かるほど、女の子2人は吹雪くんに一目惚れしているようだった
みんな、流石に苦笑いしている
私は、女の子に教えてもらった道場を探している
円堂「道場……道場……」
漫遊寺中はまるでお寺のような作りになっていた
だから、歩くたびに床がぎしぎしと音を立てる
秋「あ、あれじゃないかしら？」
目線の先には"蹴球道場"という文字
鬼道「みたいだな」
円堂「間違いない！よし！いくぞ！みんな！！」
雷門「「おう！！」」
円堂くんが歩き出してすぐ、何かに滑った
ﾂﾙｯ
円堂「へっ？」
染岡「うわっ！」
塔子「いっ！」
土門「って！」
栗松「うわぁ！！」
目金「ひっ！」
壁山「わぁあ！」
風丸「すまん！！｣
ﾄﾞｼﾝｯ
滑った勢いが止まらず、大半の人が滑った
滑らなかったのは、私と鬼道くん、マネージャーの3人、それから姉さんだけだった
目金「お、重い！重い！重いぃ！！」
春奈「だいじょ……目金「大丈夫じゃないですよ！！｣……ですよねぇ……｣
目金「グキッていいましたよ！！グキッて！！」
壁山「す、すいませんっス……」
塔子「なんでここだけツルツルしてるんだよ……」
秋が滑った部分を触って確かめる
秋「これってワックスじゃないかしら？」
雷門「「ワックス！？」」
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作者名：桜舞姫 | 作成日時：2016年8月15日 21時
