30話：信頼パーティー！ ページ32
亜風炉「やぁ、この前はどうもありがとう。同じチームになれて光栄だ。」
貴方「あ、いえ…こちらこそ、よろしくお願いします。」
？「コイツがマネージャー？なんか頼りなさそうだな。」
吹雪「こら！雪村。なんてことを言うんだ。失礼だろう。」
雪村「ふん…。」
亜風炉「とりあえず、全員揃ったようだし、自己紹介でもしようか。僕は木戸川清修の監督、亜風炉照美。アフロディと呼ばれているよ。」
吹雪「僕は、白恋中学サッカー部のコーチをしている吹雪士郎です。2週間よろしくね。」
？「わぁ！凄い！あ、ウチの監督は体調不良で来れなかったので、代表で僕が挨拶します！僕は雨宮太陽。新雲学園キャプテンです！よろしくお願いします！」
亜風炉「ほら、飲み物とお菓子も用意したから、それぞれに友好を深めようか。」
それから、小さなパーティーが始まり
選手たちはそれぞれ話を始める。
雪村さん…という人は、白恋のエースストライカーらしい。ストレートな言葉だった。不安な気持ちが、態度にも出てしまっているんだろう。吹雪さんも、きっと私がこんなだから声を掛けてきてくれたはず。
ワイワイと賑やかな輪から、またしても離れてしまう。これでは、仲良くなるどころか話すのも無理なんじゃ…。
視線を下に落としてしまいそうになった時だった。
「マネージャーさん？」と声をかけてきた人物は、「少しお話しませんか」と言って笑ってくれた。
貴方「あ、アナタは…。新雲学園の雨宮太陽さん。」
雨宮「わぁ。さっそく僕のことを覚えてくれたんですか？嬉しいな。」
貴方「私は藤咲Aと言います。雷門中の2年です。よろしくお願いします。」
雨宮「雷門中！僕もついこの前まで一緒に時空を超えて戦ってたんです！…って、こんな話信じられませんよね。」
貴方「いえ…！信じます！天馬くんも話してくれたんです。時空を超えるなんて凄いですね。サッカーを守るために…。」
雨宮「藤咲さん…、えっとAって呼んでもいいですか？」
貴方「勿論。気軽に話しかけてください！えっと…雨宮くん。」
雨宮「じゃあ、A！Aは、最近サッカー部に入ったの？」
貴方「入部というか、監督補佐で…。円堂監督のお手伝いをしているだけなの。サッカーも、よく分からなくて。」
雪村「サッカー初心者？それでマネージャーが務まるのか？」
貴方「！」
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作者名：暁兔 | 作者ホームページ：
作成日時：2022年2月18日 23時
