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玖話 ページ10

第一回戦、ドーナツレース。
結果だけ言えば麦わらの一味の敗北に終わった。


私から見れば、航海士くんのお見事な航海術も、長鼻くんの機転も、学者先生の能力も全て遺憾無く発揮されている試合だったと思うのだけれど。




それでも最後の最後でフォクシー海賊団船長の悪魔の実の力の前には勝てなかった。
ゴールを目前にして彼の能力で船が失速。そのまま追い抜かれてしまったのだ。





「今何しやがったんだ、勝ってただろ!?寸前まで!!」

寸前まで(・・・・)な!」



「フェ〜ッフェッフェッ!!何も不思議がる事ァねェよ…
その原因は"ノロマ光子"!!
おれはノロノロの実を食ったノロノロ人間さ!」




フォクシーは自らに向けて放たれた砲弾で実演して見せた。
彼から発されるノロノロビームを浴びた砲弾は途端にその速度を失い、目に見える速度でふよふよと飛んでいく。




「光を浴びた者全ては30秒間減速する…!
さァ麦わらの一味よ、第一回戦ドーナツレース!!
おれたちの勝利だァ!!!!」





「くそっ、あんなので妨害されたらッ…!!」





麦わら帽子くん一味は悔しそうに顔を歪めているがどうすることも出来ない。
これは海賊の遊戯。敗者は勝者の一存に身を委ねるしか術は無いのだから。




「さぁさぁ相手方の船員一名!!指名してもらうよっ!!オヤビンどうぞ〜〜!!」





「どいつにしようかなぁ〜〜…
まずは一人目…おれが欲しいのは………お前!!















━━━━━船医!トニートニー・チョッパー!!!!」






「お、おれぇ!?」





「さー早くこっちへ来い!!」

トナカイくんは抵抗虚しく引き摺られて行くと、フォクシー海賊団の証であるマスクを被せられて泣き叫びんでいた。



「あの野郎狙いはチョッパーだったのか…!!確かにアイツは珍獣中の珍獣…」

「かわいいものマニアかしら…」

「毛皮マニアじゃないかしら」

『一度くらい触っておくんだったなァ』



フォクシーに頬擦りされているトナカイくんを眺めて溜息をついた。勿体無い事したなァ。



「言ってる場合かお前らァ!!仲間取られてんだぞ!?」

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まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

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