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肆拾話 ページ42

『可笑しいな。私は敵地に単身で乗り込んだ積もりは無いのだよ?偵察に赴いただけでね。ただ…』




一瞬にして剣呑な雰囲気を纏ったAは、目をすぅっと細めた。
途端に場の温度が下がったかような錯覚を覚え、思わず身震いしそうになる。



何故か(・・・)港には既に対侵入者用の警戒網が敷かれていてね…
きっと私の後に上陸した者たちが、大声で己の存在を触れ回ったせいなのでは無いかと推察しているのだが…』




どう思う?と彼女は一転して不気味な程ニッコリと笑った。
整った顔立ちから繰り出される美麗な笑顔というのは、時として恐ろしさすら感じさせるものである。


その大声を上げた犯人(・・)に、余りにも覚えが有りすぎる彼らは慌てて目を逸らした。


「や、やだー。そんなことする人もいるのねー」

「お、おれたち以外にも上陸したやつがいるんじゃねーか。な、ウン。」


『…まァ善いや。私もルフィくんのお陰で助かったし、お相子。助けてくれて有難う』




気にすんな!と力強く笑ったルフィのお陰で場の空気は和んだ。


しかし得てして空気を読まない彼はしれっと爆弾発言を投下していくものである。



「あ、そういやA仲間んなったぞ」


『ああそうだった。宜しく』


余りにあっさりとした仲間入りにルフィとA以外は口をぽかんと開けて、慌てて二人に詰め寄った。




「そんな軽く!?後悔すんなよ!」


「なんだおまえら、嬉しくねーのか?」


「そりゃ嬉しいけど…ルフィが強引に誘ったわけじゃないでしょうね!!」


『私の意思だよ、一応』








そんなやり取りの最中、知ってか知らずか皆の意識を逸らすように酒場のドアが音を立てて開いた。

訝しげな表情のサンジが、Aにとっては見知らぬ男を伴って、手には大量の買い物袋を抱えて戻ってきたのである。


「おいおいお前ら騒ぎすぎだぜ?外まで声が聞こえてんぞ」


「賑やかなのは良い事だがな…」


「お?サンジ、おっさん!おまえらどこ行ってたんだ?」


「ああ、あの牧師サンを家まで送るついでに食材の調達を…」




袋をカウンターに置いて振り返ったサンジは、その視線の先にAの姿を認めて言葉を切った。

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まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

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