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拾肆話 ページ15

一方でAは徐に駆け出すと、ゾロによって宙に投げ出されたピクルスの巨体を踏み台にして軽々と飛び上がる。
その仕草が太陽と重なり、舞うような神秘的なシルエットが一瞬浮かび上がった。





『"鼓巳・(まとい)"』





先程使った、岩をも爆ぜる覇気を纏ったAは唯の蹴りとは思えない程の音を響かせながら、サンジをゴールへ叩きつけようとしているハンバーグの巨体をものともせずに蹴り落とした。







「ウガァァァァ!!?」




「嘘だろォ!!?あのハンバーグが吹っ飛ばされた…!?」





『ウワ、まだ意識があるのかい。かなり強く打撃した積もりだが強靭(タフ)な身体だ』



線の細い体つきからも、その言動からも、明らかに「戦えない」と思われていたAがあの巨体を難なく蹴り飛ばしたことで会場は騒然としていた。


さらにゾロ、サンジもそれぞれモンスターズに張り合う動きを見せたのだ。
これはフォクシー海賊団にとって前代未聞のことであった。




「ノ、ノ〜〜ォゴォ〜〜ル!!!!なんとグロッキーモンスターズにパワーで張り合う三人組出現〜〜〜!!

壮絶なゲームが始まってしまったァァァ〜〜!!!!」





------------





音もなく着地したAの傍には既にゾロとサンジが駆けつけていた。




「オイ、あんなの出来んなら最初からやれ」




『ヤダね。君たちが不甲斐ないから仕方なく手伝っただけだ』




「ン惚れ直したよAちゃ〜〜ん♡」



「大体テメェが吹き飛ばされたせいだろうがよ!!」



「アァ!?おれをフォローしようなんざ100年早えんだよ!!」




『後は君達で如何にかしてくれ給えよ…って聞いているかい?』





残す敵はボールマンのビックバンただ一人であるのに、ゾロとサンジは以前喧嘩の真っ最中である。




Aが呆れてものも言えないでいると、どこからかドドンドダンと地響きの音が聞こえる。







「「『ん?』」」

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まどろみマフィア(プロフ) - ぽ、ぽぽぽぽぽポートマフィア?!なんですと?!ギュフフィンフィン(ポトマが出てきて歓喜中の中也推し) (1月25日 0時) (レス) @page37 id: 2cd01fe314 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作成日時:2022年11月7日 10時

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