検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:146,492 hit

35 ページ36

私はその場に立ちすくんでいると、急にバタッとドアが開いた。



「社長!さっき警察の方から連絡があったんですけど…。キム・ギヒョンの居場所を突き止めたそうです!」

「何!?…今から急いで向かおう。
A、君も来なさい。」

「…はい!」



私は車に飛び乗ると、キム・ギヒョンの居る場所へと急行した。





人気の無い場所に圧倒的な存在感を放っている大きな建物。

私達はそこでゲームをさせられていたらしい。

私達が着いた時にはもう警察がキム・ギヒョンを取り押さえていた。



「…っ!?ゲームマスター!?」

『おやおや…。もうゲームは中止ですね。

私が長年立ててきた計画はこうも無残に砕け散ってしまいました…。

やはり、アイドル界を追放された私の人生はもう悪い事しか起こらないのでしょうかねぇ。』



ゲームマスター、いや、キム・ギヒョンは整った顔をこちらに向けてニヤリと笑った。

不気味、という言葉では表せないくらい気味が悪い笑みだった。



「…Aちゃん!!」

「え?」



私の元へ駆け寄って来たのはV先輩。

そして、彼に続いて他の先輩達も来た。



「Aちゃん…!ごめんね…!
私、追放される苦しみを一番分かってる筈なのに何も出来なかった…。」

「ナヨンオンニ…。」

「でももう、大丈夫だから。ゲームマスターは捕まった。…キム・ギヒョンだとは思わなかったけど。」



先輩達は一斉にキム・ギヒョンに視線を向ける。

…いや。まだ終わらない。

彼は未練を残しているままだ。

また同じ事をやりかねない。

私はその事を先輩達に伝えた。



「じゃあ、このままじゃ危ないって事だな。」

「ジョンハン先輩、そうです。

キム・ギヒョンを止める方法はただ一つ。
私達がゲームをクリアすることです。

そうすれば、私達の為にも、彼の為にも、これから被害に遭うかもしれない人達の為にもなります。

皆さん、私達の手で終わらせましょう。」



私は頭を下げると、皆さんはそれを了承してくれた。

そして私達は「常に警察が見張る」という条件の元、ゲームを全員で再開する事になった。

36→←34



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (133 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
303人がお気に入り
設定タグ:SEVENTEEN , BTS , TWICE   
作品ジャンル:その他
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まちはぐ(プロフ) - あら、照れる。笑そしていつの間にか新作出来てる!(宣伝) (2019年11月12日 16時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
からのぽてち - は!いつの間にか終わってる!ねぇ、どういうことですか?オンニ。これ、                                                                                めっちゃ面白かった。() (2019年11月11日 23時) (レス) id: c13b41d6ee (このIDを非表示/違反報告)
まちはぐ(プロフ) - ミカンさん» ミカンちゃんもお疲れ様でぇす (2019年11月4日 0時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)
ミカン - まちはぐさん» OKバブリーよ!!!お疲れ様です!!! (2019年11月3日 20時) (レス) id: 6d4e2e3e46 (このIDを非表示/違反報告)
まちはぐ(プロフ) - ミカンさん» ありがとう!次も頑張る!…それとTXTにしようかとか言よったけどまだあんま知らんけん今回はセブチにする(・・;) (2019年11月3日 13時) (レス) id: 362e6a4942 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まちはぐ | 作成日時:2019年7月12日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。