69話 バス ページ31
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目を開けると、まだ学校には着いていなかった。
そんなには眠っていなかったようだ。
今はバスの中。
海常に帰るところだ。
そこで少し眠ってしまったのだが、皆はまだ眠っている。
さっきまでの威勢が嘘のようだ。
隣の涼太君も例外ではなく、むしろ他の人よりグッスリ眠っている。
静かに窓の外を見る。
学校がだんだん見えてきた。
プシューッ
バスが止まった。
どうやら着いたようだ。
だが、爆睡している部員達が起きるはずがない。
監「橙乃。全員起こしておいてくれ。」
『はい。』
一人一人起こすのは正直、時間がかかる。
『(仕方ない…。)』
『ふぅっ…
着きましたよ!!!!!起きてください!!!』
真ん中の席くらいの通路に立って、思いっきり叫んだ。
皆飛び起きて降りる準備を始めた。
黄「…ぇ?」
一人をのぞいて。
涼太君はまだ寝ぼけている。
まあ、あれほど動いたのだから仕方ない。
『涼太君、着いた。起きてー。』
黄「ぁ、ごめん。今降りる。」
『うん、そうして。』
そうして涼太君が降りて、誰もバスにいなくなった。
『(寝ぼけてるの…なんか可愛かったな。)』
なんて、本人には言えない。
私は忘れ物が無いことを確認して、バスを降りた。
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弥生(プロフ) - や ちさん» はじめまして!読んでいただき、ありがとうございます!感想も頂けて嬉しい限りです!ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします!! (2017年7月28日 11時) (レス) id: d3dedf91a0 (このIDを非表示/違反報告)
や ち(プロフ) - はじめまして!今日この作品を見つけてから、一気に読み進めてしまいました*"黄瀬の恋している男の子"感がとっても可愛くてすごく恋の進展気になります!!今後も執筆活動頑張ってください!* (2017年7月28日 11時) (レス) id: 1e979edaaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作成日時:2017年6月15日 6時