56話 気づいた恋 ページ12
黄瀬side────
ここ数日間で、俺の頭を支配するものができた。
─それは、黒子っち達の試合を見に行く日の昼休み、屋上にて俺は昼飯を食いながら笠松先輩にある相談をしていた。
黄「おれ、最近なんかおかしいんスよね。」
笠「あ?お前がおかしいのはいつものことだろ。」
黄「ひどいっ!」
こっちは結構真面目なのに、いつものペースで返されてグサッとくる。
笠「で、なんかあったのか?」
結局は話を聞いてくれるところは本当に優しいと思う。
そんな先輩に感謝して、俺は相談し始めた。
黄「最近…Aっちを見るとドキドキしたり、逆に他の男子とかと喋ってるとなんかモヤモヤするんスよ。
これが恋、ってことなんスかね。」
笠「お前、他人に相談しといて自分で答え見つけてんじゃねーかクソが!しばくぞ!」
黄「え!?なんでしばかれんスか!!」
先輩がはぁ、と大きなため息をついて話し始める。
笠「俺は…ほら、女子とか苦手だからよくわかんねぇけど、それを世間では恋っていうのは知ってんぞ。」
黄「じゃあやっぱり俺…」
笠「まあ、そーゆことだな。」
やっと気づいた恋。
今まで自分から好きになった子なんていなかったけど、
黄「俺、頑張るッス!!あざした!じゃあ!」
笠「おう。」
そそくさと弁当をしまって屋上から出る。
黄「(今日の放課後、試合見に誘ってみよう!!)」
放課後が待ち遠しい。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
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ラッキーカラー
あずきいろ
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弥生(プロフ) - や ちさん» はじめまして!読んでいただき、ありがとうございます!感想も頂けて嬉しい限りです!ありがとうございます!これからも頑張っていきたいと思うので、よろしくお願いします!! (2017年7月28日 11時) (レス) id: d3dedf91a0 (このIDを非表示/違反報告)
や ち(プロフ) - はじめまして!今日この作品を見つけてから、一気に読み進めてしまいました*"黄瀬の恋している男の子"感がとっても可愛くてすごく恋の進展気になります!!今後も執筆活動頑張ってください!* (2017年7月28日 11時) (レス) id: 1e979edaaf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:弥生 | 作成日時:2017年6月15日 6時