#CHANYEOL ページ8
♪。.:*・゜
あんにょん、チャニョルです!
今日は我らが長兄ウミニヒョンが!
なんと!
告白するらしいので!!
これは応援しに行かないと!
と、こうしてカフェにやって来ました!!
でもさ、オレ。
サロンの店長やってまして‥
決済だの軽減税率だの色々してたら
こんな時間に‥(涙)
折角スーパーが休みの日だったのに‥
只今の時刻16:50
カフェのクローズは17:00
何とか閉店前にカフェに着いたけど、
普通の飲食店ならラストオーダーは終わっている。
入ろうかどうしようか迷っていると、
カラカラカラ‥
引き戸が開く音と「ありがとうございました!」ってウミニヒョンの声。
マスターが外まで出てくるってことは今の夫婦が最後のお客ってこと?
マジか‥(涙)
思わずしゃがみこむ。
すると、
「あ?チャニョルか??」
オレはガバッと顔を上げ、猛ダッシュ。
「ヒョーン!!」
ドーン!と抱きつけば、ヒョンがしっかり抱きとめてくれた。
何それ、惚れる。
「ヒョーン、会いたかったよ〜!!」
ヒョンの肩にグリグリ頭を押しつければ、ワシャワシャと髪を撫で回された。
「ヤァ〜、どうしたんだよ、こんな時間に。」
ヒョンの応援に来たかったこと、でもお店の仕事で休日出勤したら思ったより時間がかかってしまったこと、ヒョンの姿を見たら安心したこと。
ドバーッと滝のように言いたかったことをぶちまけた。
「分かった、分かった。ほら、入れば?」
「いいの!?」
「コーヒー飲みに来たんでしょ。お疲れ様。」
「ヒョーン!!」
「だから抱きつくなって!」
だって嬉しい。
お店をオープンする前から今に至るまで、ウミニヒョンは本当に毎日忙しそうで。
準備してるときは同じアパートに住んでるジョンデさえ会えてないと心配してた。
オレはオレでスーパーが移転するから色々と作業に追われてて‥
こうしてじっくりヒョンと!二人で!!
顔を合わせるのは随分と久しぶりだ。
「カウンターどうぞ」
「おじゃまします!」
「何かリクエストはある?」
「うーん、お任せで!!」
「OK」
そう言ってまたバリスタらしい黒エプロンをつけたヒョンが馴れた手つきでコーヒーを入れていく。
「夕飯は?」
「もちろんまだ。」
「シフォンケーキなら残ってるけど?」
「食べる!」
切子ガラスに注がれた水で喉を潤しながらコーヒーとケーキを待った。
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作者名:ageha | 作成日時:2019年1月13日 1時