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♪。.:＊・゜
「もちろんお部屋も別だよね？」
「あぁ。俺が一階でヌナが二階だよ。
出入りも俺は裏口からだし、ヌナは玄関から。」
完全に生活区域が分かれてるから安心しろ、だって。
そこまで言われたらぐうの音も出ない。
「ヒョンがそこまで言うなら信じるけどさ。
僕、心配だなぁ。」
「大丈夫、何かあったら
すぐにジュンミョンに相談するから。」
「‥分かった。じゃぁ今度その人に会わせてね！」
「は？」
あ、ヒョンが真顔になった。やばい。
でも、僕だって引けないから！
セフナにもちゃんと調査してくるって約束したし。
(あのセフナがマシュマロ入りのホットチョコレートを奢ってくれたんだ！)
ヒョンが悪い人に捕まったんじゃないかって
みんな心配してるんだから！！
「ヒョン、幼馴染みの人たちも
ジョンテヒョンと僕には紹介してくれたでしょ？」
「それとこれとは違うだろ‥」
「違わないもん！
会ってみないと信用できない。」
心配なの！と涙目で訴えれば、ヒョンがぐぐっと黙りこんだ。
「‥分かった。でも、ヌナは忙しい人だから。
いつになるか分かんないぞ？」
向こうが会いたくないって思うこともあるんだからな。
「うん、分かってる。
その人が拒否するなら無理強いはしないよ。」
あくまでもうちの家訓は女性に優しく！だもん。
「ヒョン、僕の休みは知ってるでしょ？」
「ああ。」
「日にちが決まったら教えて。」
「ん、分かった。」
***
こうしてなんとかミッションをクリアしたおれ。
でも、気づいていなかったんだ。
ヒョンが失言していたことに‥。
アパートに帰ると、セフナが仁王立ちで待ち構えていた。
そのまま肩を抱えられ、自室へ。
「で、ヒョン？収穫はありましたか？」
「うん！もちろん！！」
聞いて、と分かったことを全て報告する。
「なるほど、完全に別居状態なんですね。」
「うん。家の出入りも別なんだって。
ヒョンは裏口で、その人は正面玄関しか使わないってさ。」
「へぇ‥。」
不適な笑みを浮かべたセフナ。
おれはそこに計り知れない恐怖を感じて
ヌナからもらったテディベアをぎゅっと抱き締めた。
♪。.:＊・゜
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作者名：ageha | 作成日時：2019年1月13日 1時
