ひっ…。 ページ36
『た、退学はさすがに〜と言うか…。』
少し引き気味に言うと、何でや、と言われる。
何でやって言われてもなぁ…。
『えっ、いや、あのー…。
一回だけだし…？以後気を付けるように、で済ませば…。』
ね？と言うと、ショッピが私の頬を両手で挟んだ。
syp「一回じゃないでしょ。
この可愛らしいお顔に二回もビンタしたんやから。
退学は当然や。」
何か？という顔をして言うショッピ。
どうして、言いたいことが伝わらないのだろう。
いや、アレじゃん？
友達同士で巫山戯て叩いたりする時あるじゃん？
『いや、ビンタだけで退学は無しよ。
貴方達は私のことを心配し過ぎなの。
別に、一、二回叩かれただけじゃ
何も減らないでしょう！』
五人を睨み付けてそう言えば
エーミールが口を開く。
em「A様はこんなに可愛らしいのだから
心配するのも当たり前やと思います。」
優しく笑って僕の頬に触れようとするエーミールの手を
思わず叩き落としてしまう。
パシン！と大きな音がして
エーミールの驚いたような表情が見えた。
『あ、ごめ、』
謝ろうとすると
一気にエーミールは冷めた顔になる。
エーミールの冷たい瞳が僕を写した。
em「A…。俺に逆らっちゃダメやろ…？」
先程と同じように笑うエーミール。
だがそこに優しさは感じられず、何処か闇に落ちてしまうような。
そんな雰囲気を纏っている。
『あ、え、？』
エーミールに腕を掴まれた。
それも強く、痛く。
それを離してもらう為に腕を激しく振る。
が、ビクともしない。
『離せよ、！エーミール！』
思わず大きな声を出して言ってしまう。
そこから暫く黙っていたエーミールだったが
グルッペンやオスマン、トントン達から
声を掛けられた為、渋々 手を離してくれた。
エーミールは、またニッコリと笑う。
普段 優しい人が怒ると恐い、とはこのことであろう。
終わり
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まとまり - 29ページで○655が出てきたのは僕だけじゃ無いと信じてる。更新頑張ってください！ (2020年4月21日 20時) (
レス) id: d455a140fe (このIDを非表示/違反報告)
アルパカの精霊 - emさん:(；ﾞﾟ'ωﾟ'):オコラセチャアカン... (2019年12月26日 11時) (レス) id: 1120b2fa77 (このIDを非表示/違反報告)
AliceLily(プロフ) - ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛神なんじゃぁ！！！！古津えう。様は神なのですか！？まじなんなんですかふざけんなぁ！！神すぎるわぁ！？なんか全然キャラ掴めてないだの言う割には上手いしぃ......でも、古津えう。様のやつめっちゃ好きっす！この作品をもっと早く知りたかった (2019年12月26日 8時) (レス) id: 875e187db6 (このIDを非表示/違反報告)
古津えう。(プロフ) - あめさんさん» 丁寧に教えて下さってありがとうございます！とても分かりやすかったです！ (2019年12月25日 22時) (レス) id: fba3f93f01 (このIDを非表示/違反報告)
あめさん - 誤字が…。すみません。「Urania. most. org」じゃなくて「Urania. most. org」ですね！ (2019年12月25日 14時) (レス) id: 5c1ae622ac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：古津えう。 | 作成日時：2019年11月29日 19時
