シリアスなんで食べちまえ ページ5
Aside
私は太宰さんに押し倒されたのだと、瞬時に理解した。
A「え!?ちょ、ちょっと太宰さん!」
治呼びがそんなに気に食わなかったのか!?
私は寝台の上でジタバタと暴れ始めた。(一種の抵抗)
だがそれも太宰さんには効かず、両腕を頭の上で束ねて手錠で固定された。
A「え!!??て、手錠!?」
なんでこの人がこんな物騒な物を持っているのかは、今更なので聞くつもりもないけど、
これで太宰さんが相当怒っている事だけは確認できた。
A「だ、太宰さん………?あのーぉ、ちょっとぉ、冷静になってみませんかぁ〜?汗」
太宰さんから見た今の私はきっと、すこぶる目が泳いでいるのだろう。なんとも滑稽な姿なのだろう。
太宰「A、私は極めて冷静だよ。」
下を向いていて太宰さんの表情が上手く見て取れない。
一体この人は何を考えているんだろう。
太宰「Aに耳元であんな事を囁かれてしまっては、私だって我慢が効かなくなるにきまってる。」
やっと此方を見た太宰さんは、耳まで顔を赤くして此方を艶かしい瞳で覗いていた。
私は胸が飛び出るかと思うほど波打つのを感じた。
A「だ、ざ、」
彼の名前をいいかけた途端、私の唇は彼の唇によって塞がれた。
太宰「今夜だけは、私の事、治って呼んでくれる…?」
耳元でそう囁かれ、私は首を縦に振るしか無かった。
太宰「今夜のAは、全部私のものだよ。」
熱くて激しい夜が始まる。
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!?(プロフ) - うえ、中也さん落ちないんですかまじかよ (2023年1月21日 0時) (レス) @page35 id: f95a2e532b (このIDを非表示/違反報告)
三斗(トリップ願望者) - ぇ…終わっちゃったんですか・・・?中也さん落ちみたかった・・・。 (2022年6月24日 17時) (レス) @page35 id: 9ad11557a3 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 夜桜さん» ありがとうございます!頑張ります! (2019年8月17日 12時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜 - この作品好きです~!これからも更新頑張ってください!応援してます! (2019年8月17日 12時) (レス) id: 0b13d6cbae (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 桜咲月菜さん» ひぇー!ありがとうございます! (2019年7月17日 19時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2019年1月22日 20時