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嘘まみれの夜。 ページ28

中也さんは私の腕を強く掴んで引っ張る。




そして、お金を置いてフロントへ向かい出した。





「へ!?ちゅ、中也さん?」





余りに突然の行動だった為、心臓がバクバクだ。
あああああ貧血になりそぅーーー!!←





「中也さん!女の子の身体をそんなお粗末に扱わないでぇぇぇぇ」






中也「うっせぇちんちくりん。」






「酷い……(´・ω・`)」←







そう言いながら、何かの鍵をフロントから貰ってこちらへくる中也さん。






「中也さん?ホテルの部屋で休むんですか?」







中也「ああ。そうだよ。













































手前もな。」









………………はぇ??




ああすみません。ちょっと呂律が…。




「中也さんは休んだらいいですよ。でも、私は帰ります。素面じゃないけどこれくらい慣れてます。」









そう言って中也さんの私の腕を掴んでいる手をそっと離す。






なんかさっきの心臓バクバクで酔いもちょっと覚めたし。








中也「何言ってんだ手前。









手前も一緒だ。」








彼は顔をほんのり紅く染めて言う。




やっぱり。この人はかなり酔っている。





何時もBARで飲んでる時はこんなには酔わない。






中也さんの酔った姿は貴重だが、ちょっと危ない香りがするのですぐにでも酔いを覚まさせた方がいい。







「中也さん。部屋に付いたらお水飲みましょうか。」







中也「あぁ?うっせぇ。」







そう言ってまた私の腕を掴んで部屋に向かう中也さん。






エレベーターに乗り、直ぐにまた歩き進んで部屋に着いた。







なんだろう。なんなんだろう。
この堪らない不安は…。







「………あ、の、中也さん………。」









中也「もう喋んじゃねぇ。」







そう言って、彼は、








私をベッドに押し倒した。







「きゃあ!!」








ベッドに私の身体が弾んだ。
すぐさま中也さんに両腕を頭の上で縛られ、身動きを取れなくされる。








「え、え、………………中也さ、ん…?」








さっきとは違う意味で心臓がバクバクする。
変な汗が出る。







不安で不安で仕方が無い。









中也さんが、怖い。









中也「………だから………









喋んなっつっただろ。」









今までで一番怖く低い声だった。
こんな中也さん、見た事ない…。









彼の唇が近付いてきていた。

貴方の唇と彼の唇。→←最悪な夜。



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作品ジャンル:アニメ
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時

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