私の上司。 ページ3
「はあああああああああー………糞っ。糞っ。」
はいすみません。女子じゃないことしました。
女子力家に忘れてきました。すみません。
中也「おい。任務中に何やってんだよ。」
「すみません。中也さん。ちょっと取り乱してました。」
私の手が当てつけられていた壁は少しだけ凹んでいた。
え、私凄い。←
まあこれでも中也さんには劣るけど体術使いだし。
女だからってなめられたくないから頑張ったんだよね。
中也「なんだ?なんかあったのか?」
死体の山を部下に片付けるように命じながら私の方を向く中也さん。
慣れた手つきでさございます。幹部殿。
「あぁー………いやぁ、ちょっとですね。」
私の彼氏の太宰さんの浮気癖は中也さんも知っている。
私は言葉を濁す。
すると、中也さんは思い出した様に鞄の中から何かを取り出した。
「どうしました?」
中也「ん?あー…えっとな、ほら、これ。やるよ。」
「え?」
渡されたのは、可愛いラッピングがされた箱。
中也「手前、今日誕生日だろ?……その、おめでとうな。」
照れたのか、そっぽを向きながら呟く中也さん。
「……………開けても、いいですか?」
中也「おう。」
包をそっと開けると、水色の宝石の欠片があしらわれた、可愛らしいネックレスだった。
「か、可愛い…………。」
嬉しい。
真逆、誰かに貰えるなんて思ってなかったから。
中也「太宰に貰ったもんよりも全然いいもんじゃぁ無いだろうけど……。」
私は首を横に振る。
「いえ、あの。太宰さんには、貰ってないので…。でも、中也さんからこんなに素敵なものを貰えて凄く嬉しいです!ありがとうございます!!」
私は勢い良くお辞儀をする。
中也「………は?太宰から貰ってねぇのか…?」
「まぁ。はい。あははぁー…。」
中也さんは目を見開く。
だよね。彼氏からは貰ってないし上司にしか貰ってないもんね私。
わかってるよ。私と太宰さんが上手くいってない事くらい。
別れた方が、いいってことくらい。
でもさ、好きなんだよ。太宰さんが。
中也「……A。」
「はい?」
中也「……………話くらい聞いてやるから、今日一緒に飲みに行こうぜ?」
それを聞いた私は、ある事を思い付いた。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時