私の本気とやら。 ページ14
「くっ………頭痛い………。」
そうか。昨日は家で1人で飲んで酔っ払ってそのまま寝ちゃったんだ。
中也さんのお家にお世話になってしまう確率が高いし、申し訳ないから1人で飲んだんだっけか。
くっそ。二日酔いめぇ………。
「治さんと別れて下さい!!!」
あの忌々しい記憶が蘇る。
苦しい。イライラする。
貴方は何も分かってない。
太宰さんがどれだけ冷淡な人か。
どれだけ、貴方を弄んでいるのか。
それを知らずに何が別れろだ。
「っさて、と………今日は休みだし、どっか出掛けるかな…。」
ストレス解消しに、甘い物でも食べに行こうか。
そう考えていると、中也さんから電話が来た。
…………うそーん。
私は渋々携帯電話を手に取る。
「………仕事ならやりませんからね。さようなら。」
そう言って切ろうとすると、画面越しに慌てた声が聞こえる。
「冗談ですよ。何ですか?報告書の作成なら昼からでいいですか?任務なら今すぐに向かいます。」
中也「違ぇよ阿呆。手前今日休みだろ?……その、甘い物でも食いに行かねぇかなぁと、思って。ストレスも解消してぇだろうし?今日なら奢ってやる。」
何時も奢ってやる貰ってる気がしなくも無いが、これは素晴らしいお誘いだ。
断る理由が他に有るだろうか。
「行きます!是非とも行かせてください!私も今丁度出掛けようと思ってたんですよー!」
お腹も心も満たされるのにお金はかからない。
ああ。なんて素敵な上司っ!←
中也「おう。んじゃあ迎えに行ってやるから、そこから動くなよ。」
「はい!!待ってます!」
うわぁ。まじで良いイケメンだよ。中也さん。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ある人の執務室の扉が開かれる。
そこには、悲しそうな表情をする女と、
冷淡な瞳をした男が居た。
「………治さん。なんで貴方は美月先輩と別れないんですか。」
治さんと呼ばれた男は、机の上にある資料から目を話さずに応える。
「何の事だい?彼女は中也の部下。それ以下でもそれ以上でもない。」
女は、直ぐにそれを嘘だと見破った。
「嘘です…!だって、だって貴方、何時も私と身体を重ねる時、何処か他の人を思い浮かべているんですもの。」
男は、女の方を向いた。
そして、女に近ずき、ソファに押し倒した。
「なら試して見るかい?本当にそうか。」
男の目に、光は存在していない。
これを浮気って言うんですか?→←イライラにイライラを重ねて。
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太宰亜里沙(プロフ) - 魔夢 (まゆ)さん» 太宰さんが終われば更新します! (2019年9月9日 21時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - すみません泣きました (2019年9月6日 6時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 中也 (2019年9月5日 22時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 (まゆ) - ああああああ////おもろいよーーーーー^ (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
魔夢 - 他の人もだしてあげてください…………ね? (2019年9月5日 21時) (レス) id: cd9a959149 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2018年3月26日 22時