マフィアの及川徹と結婚させられるから誰か止めてくれ。【HQ】

12days ページ13

Aside





及川「へぇ、綺麗じゃん、



A元がいいもんね」




化粧室からでてきた私の待っていた新しい黒スーツの及川さんはそう言った。





この人はスーツが似合いすぎている。







A「どうも。



及川さんもお似合いですよ」





及川「Aって人を褒める事あるんだね」





A「そのスーツ引き裂きますよ？」






私だって人間だもん、人を褒める事くらいする。






及川「よし、準備できたし、車のろっか


車の手配よろしくね」





そう言うと、運転してくれるお手伝いさんが車を出してくれた。




及川「今日はガードマンも2人つけるから、


でも気にしなくて大丈夫だからね」






A「わかりました」





私に手を差し伸べながら、「おいで？」と言う及川さんは悔しいけど車と凄くマッチするし格好いい。





及川「ねぇ、今日何してたの？」






車が夜道を走り抜けながら、及川さんが問うてきた。





A「勉強したり、荷物整理したり、お家の探索してました。」







及川「あー荷物、届いてたもんね」





A「この家、うちの家よりも倍近く広いんで、一周するの疲れましたよ」





及川「俺だって一周することなんてないのに、でもほとんどが今はあんまり使ってない部屋ばっかりだよ」





A「でも楽しいですね、なんか探検してる気分でした」






及川「はは、家の中なら安全だから、いくらでも探検どうぞ」




そんな事を話していれば、レストランに到着した。





及川「ここ俺好きなんだ〜

Aは来たことある？」




A「ないです

でもここ有名ですよね、名前は聞いた事あります」







「及川様、お待ちしておりました




個室のご準備が出来ておりますので、ご案内致します」







え、高級レストランの個室




私も何度か体験したけど、このレストランクラスでの個室は初めてに近い。







…やっぱり及川さんは凄い人なんだ

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