隠せない ページ7
銀島side
銀島「え？Aが？」
治「おん、なんか、バケモンでも見たみたいな目で倉庫ん中見とってん」
銀島「幽霊とかってこと？」
治「そうそう」
いつものように部活が終わり、自主練をしている時。
休憩を挟んで治と座ってドリンクを飲んでいる時、ぽつりと治がその話を持ち出してきた。
Aは今日は用事があったらしく、自主練には参加せずに規定練習を終えて帰っていった。
侑「A、幽霊見えるんちゃん」
角名「…まぁ、世の中には霊感強い人も少なからず居るらしいしね」
俺らの話に興味津々に入ってきた侑と角名もまざって入る。
銀島「でもA、そんな事言うとらんかったし、
ましてや、治からこの話聞くまでそんな素振りも見せてへんかったくない？」
治「そうやねん、そこが引っかかんねんなぁ…」
俺の言葉に治は益々悩み始めた。
すると角名が、「あ、」と口に出して言葉を発した。
角名「でもさ、Aって何だかんだ、1回も倉庫ん中入ったこと無いんじゃない？」
銀島「そんな事はないやろ〜、だってもう入部して1年と半年経つねんで？」
Aは俺らと同じタイミングで入部してきたから1年の最初から今の2年の5月まで、ずっとバレー部としてマネージャーをしてくれている。
確かにコートの準備とかボールを出すのは俺らがしてるから、倉庫自体に入るような用事は無いんだろう。
銀島「あ、でも、モップは？」
Aはいつも欠かさずモップをしてから体育館を出る。もちろん、朝練前にも必ずしてくれるし、ワイピングだって完璧にしてくれる。
侑「でもさぁ、モップやっていつも片付けたり出したりしてるんって、結局は俺らちゃう？」
治「…確かに。今日の放課後練も結局俺がモップ出したしなぁ」
角名「まぁ、AにはAの仕事があるしさ、偶然かもよ
治が言う怯えてた様子って言うのも、ホントにただ虫がいただけかもしれないし」
侑「…まぁな、A結構虫嫌いやし」
さー、練習戻んで〜
侑のその言葉に、皆立ち上がって自主練を再開する。
それから皆はバレーに夢中で、Aの不可解な行動に関しては、綺麗さっぱり、忘れていた。
深く問いただそうとも、思わなかった。
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太宰亜里沙(プロフ) - さっくっさくしたさくりさん» ありがとうございます！そんなふうに言っていただけて嬉しいです！ (2020年12月24日 20時) (
レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
さっくっさくしたさくり(プロフ) - そういうことか、、！日記がところどころひらがななのもん？ってなりましたし、読みながら夢主ちゃんの過去を推理するのもとても面白かったです！！ちなみにめっちゃ泣きながら読んでました() (2020年12月24日 18時) (レス) id: 3f7f9b4577 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 夜桜さん» 嬉しいです！ありがとうございます！お時間があればぜひ、見返してみたりもしてみてください〜〜！！！ (2020年6月4日 19時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
夜桜(プロフ) - わあああ。ものすごく面白かったです！けど、日記のやつ、なんかありそうだけどわかんないいいい。平仮名で書いてるところかなーって思ったけど、単細胞の私にはわからなかった！話ずれましたが、とても面白かったです！これからも応援してます！ (2020年6月4日 19時) (レス) id: 527f5d1e86 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - はちみつあめさん» そう言って頂けてとても嬉しいです！最後まで見て下さりありがとうございました！！ (2020年6月4日 18時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰亜里沙
| 作成日時：2020年5月11日 21時
