え?男? ページ5
Aside
「なぁなぁお姉さん、お腹減った。
冷蔵庫の中のプリン食べてもええ?」
A「……は?」
え?お、男?
混乱する頭の中、今の私の格好に気づく
A「き、きゃぁああぁ!!!!」
マンションの一室から夜遅くに悲鳴が聞こえたと、翌日一部の住民の中で噂になった
・
A「ど、泥棒!!変質者!
通報してやる!!!」
私は男の人を突き飛ばしてバスタオルを巻いてドライヤーを武器に殴りかかろうとした。
「ちょ、待て!待てって!
お姉さんが俺の事拾ってくれたんやん!」
は?拾う?私が?この人を?
A「ちょ、バカにせんといてよ!
私が今日拾ったんはあんたなんかじゃなくて!
かわいいキツネさんや!」
今の私はきっと顔が真っ赤だろう。
恥ずかしさと怒鳴った興奮で顔が熱い
「いや、やから、俺がそのキツネさんやん。
俺、擬人化すんねん」
びっくりしたやろ、と苦笑いするその人。
私はその男の人の顔が、ある人にそっくりなのに気づいた。
いやでも、今はそんなことどうでもいい。
まずはこのおかしな事を言う人をどうにかしないと。
A「けっ、警察、」
私は脱衣所からリビングに向かおうとする。
携帯はリビングにあるカバンの中だ。
「まってや、ホンマに俺キツネさんやねんて、
信じて」
そう言って私の手を優しく握る
その手があまりにも暖かくて優しくて、私の動きは止まった。
「俺は治。
世に言う半妖っちゅうねん。
前の飼い主には半妖ってバレたら捨てられてもうてん。
施設暮らししんどいしさ、
俺の事、飼ってくれへん?」
私の両手を握って優しく笑う彼の瞳に、私の心は強く吸い込まれた。
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太宰亜里沙(プロフ) - ユピナさん» ありがとうございます!嬉しいです〜!北さんの作品もよろしくお願いします! (2020年4月5日 23時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ(プロフ) - お疲れ様でした!狐の治くんとても可愛く面白かったです!!次作の北さんの小説も読ませていただきます!改めて完結おめでとうございます(^-^) (2020年4月5日 23時) (レス) id: d18085f850 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - Ruuさん» ありがとうございます!ほんとですか!北さん精一杯かっこよく書きます!よろしくお願いします! (2020年4月4日 20時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
Ruu(プロフ) - 本編完結お疲れ様でした!次作北さんなんですね!北さん大好きなのですごく嬉しいです!楽しみにしています! (2020年4月4日 20時) (レス) id: b4a2fe1890 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 青藍さん» 嬉しいです!ありがとうございます!更新しますね!頑張ります! (2020年4月4日 19時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:太宰亜里沙 | 作成日時:2020年3月29日 12時