一旦落ち着け？ ページ27
Aside
A「……え？えーっと……」
本気で言ってるのかな？と思い治を見ると、まぁまぁ真剣な顔だったので、私はどう答えようかと考えた。
A「あんまりそうゆうん、考えた事ないなぁ」
治「…そおか、」
とりあえず無難な回答かなぁと思い、力が緩められた治の手をそっと離してお風呂場へ向かう。
治｢じゃあ、今から考えてや」
瞬間、腕をぐいっと引っ張られ、治に私の体が預けられた。
A「えっ、治？」
治は私を連れてずんずんと寝室へ向かう。
少し恐怖を感じた。
A「お、治、私お風呂入りたいなぁ、あはは、」
見たことの無い表情の治に、声が震えるのがわかった。
治「そんなん、後ででええ」
A「わっ！」
ベッドに着いたと思えば、勢い良く押し倒される。
いつもと変わらない声のトーン、いつもと変わらない瞳
なのに、そこには知らない人が居るみたいな感覚に陥る。
治「A、俺は毎日のように、Aとこうゆう事したいって思ってんで？」
それは、私が女だから？
それとも、＿＿＿＿＿＿
A「お、治、あかんって、私、避妊具なんて持ってない、」
そうだ、別にこの1年間、好きな人がいた訳じゃない、致そうと思ったこそすらない私に、そんな物は持ち合わせていなかった。
とりあえずこれで治も分かってくれるだろう、そう思った矢先、治はズボンのポケットから信じられないものを出した。
A「…っな、なんで、持ってんの？そんなん」
治「さっき、Aを迎えに行く前に買った
…これあったら、俺としてくれるんやろ？」
治はそう言って避妊具の袋を見せてきた。
A「い、いやや！待ってよ！
私そんなん、した事ないし！」
治「やからやん、
ツムが元彼やったってわかった今、
ツムにA取られる前に、Aを俺のもんにする、」
そう言って治は私の鎖骨にキスを落とした
でも不思議とその行為自体に嫌だという感情はなくて、私のこの恐怖は多分、治自身に向けられたものでは無いのだと分かった。
治「A、俺のもんになって」
熱を帯びた瞳でそう言われた直後、唇に治の熱が触れた
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太宰亜里沙(プロフ) - ユピナさん» ありがとうございます！嬉しいです〜！北さんの作品もよろしくお願いします！ (2020年4月5日 23時) (
レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
ユピナ(プロフ) - お疲れ様でした！狐の治くんとても可愛く面白かったです！！次作の北さんの小説も読ませていただきます！改めて完結おめでとうございます(^-^) (2020年4月5日 23時) (レス) id: d18085f850 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - Ruuさん» ありがとうございます！ほんとですか！北さん精一杯かっこよく書きます！よろしくお願いします！ (2020年4月4日 20時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
Ruu(プロフ) - 本編完結お疲れ様でした！次作北さんなんですね！北さん大好きなのですごく嬉しいです！楽しみにしています！ (2020年4月4日 20時) (レス) id: b4a2fe1890 (このIDを非表示/違反報告)
太宰亜里沙(プロフ) - 青藍さん» 嬉しいです！ありがとうございます！更新しますね！頑張ります！ (2020年4月4日 19時) (レス) id: 9865e50aa1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：太宰亜里沙
| 作成日時：2020年3月29日 12時
