兄ちゃん ページ34
つゆりside
in烏野部屋
『ほら朝だぞ起きろー』
起こし方…だんだん雑になってるかもしれん。
「おはようございます!!」
『はいおはよう、朝から元気だねうるさいよ日向くん』
「う、うるさ…!」
めっちゃショック受けてる…なんかごめん。
『月島くーん?起きるよー、朝だぞ』
「…ん、にいちゃん…」
兄ちゃん!?
寝ぼけているとはいえ…可愛すぎるだろ…
「兄ちゃ…って、」
『おはよう月島くん』
微笑んでいる私を見て、状況を悟ったようです。
頭を抱えております。
「不覚…」
『可愛かったぞー』
と言って頭を撫でると、
「…っ、やめてください…!」
月島くんって、寝起きは素直なのね。
可愛い。
「あ、ずるい!俺も!」
『スガさんおはようございます』
「撫でて!」
『撫でません』
「何で!?」
田中と西谷が怖いからです。
…とは言えず、笑顔でスルーした。
あの2人、月島くんに送ってくる視線が怖い…オーラがすごい…
『ほら、山口くんも起きるよー』
ぐー。
『おーい』
ぐー。
…なんか、起こすの可哀想になってきた。
寝顔天使。
『山口くん起こすの心苦しいので誰か代わりにお願いします』
「了解」
『じゃあ力よろしくね』
部屋を出た後、「縁下!おまっ…!お前!」「女子に下の名前で呼ばれるなんて…!」とか聞こえたけど、まあ気にしない気にしない。
90人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:tonight | 作成日時:2022年11月22日 20時