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初めは、気にし過ぎだと思っていた。
単に、いきなり配属されてきた私が
放っておけなくて、熱心に寄り添おうとしてくれてるのかなって。
そう考える方が、楽だったし
何より、優太にこれ以上負担をかけたくなかったから。
元々、若きエースとして沢山の仕事を任されていた優太は
私との社内恋愛がバレて
ほんの少し、立場が悪くなったように思えた。
だけど持ち前の、一生懸命な性格で
あっという間に持ち直した優太は、今まで以上に忙しそうで
仕事終わりに時間を作ってもらうことも、厳しいほどだった。
だからずっと、些細な悩みも、違和感も口に出せず
明らかにセクハラでしょ、という行為にも
なんの反発も出来ずにいた。
暫く我慢すれば、そのうち飽きてくれるかな。と
面倒事を起こしたくなくて、ひたすら我慢していた私に
とある悲劇が起こる。
会社のエレベーターの調子が悪くて、
点検中になっていたから
仕方なく、非常階段を降りていたら。
｢木下さん。｣
耳障りの悪い声が、私の足を止める。
振り返った先には、今日もジロリと私の全身を舐め回すような目で私を見るセクハラ上司。
本当は、このまま無視して逃げたいんだけど
一応上司だし･･･、逃げ切れない。
｢どうしました？｣
わざとらしく、眉間に皺を寄せる私に
ニヤッと口角を上げた彼に、ゾワッと鳥肌が立つ。
近づく距離に、なんか、嫌な予感がして
その場から立ち去ろうとしたら
｢･･･ちょ、っ･･･。｣
グイッと、勢いよく引っ張られた腕。
バランスを崩した私の体にもう片方の腕を回した彼が
勢い任せに、私の唇に噛み付くようなキスをした。
その感触に、頭が真っ白になると同時に
｢･･････A？｣
上から、愛しい人の声が降ってきて
慌てて彼から離れた私の頭の中は、更にパニック状態になっていた。
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ひより(プロフ) - aさん» ありがとうございます(*^^*)話数が余りましたら、おまけとしてアップしますね♡ (2023年3月23日 21時) (
レス) @page8 id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - エンジェルキッス、素敵なお話すぎました（ ; ; ）また機会があれば続編も見てみたいです（ ; ; ） (2023年3月23日 13時) (レス) id: a51afee712 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ゆの（KP）さん» ありがとうございます(*^^*)ぜひ次回の更新時も読んで頂けると嬉しいです♡ (2023年3月23日 12時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - すんごく素敵でした、すんごくおもしろかったです、また読みに来させていただきます。 (2023年3月22日 16時) (レス) @page21 id: ebd16971c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年3月22日 0時
