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なんかもう、今日は何も考えたくないな。
お酒でポーっとしていた頭は
いろんな感情が複雑に混み上がってくるせいで
ガンガンと痛みを抱え、状況整理をする余裕すら与えてくれなかった。
だからもう、一旦話し合うことは放棄して
目の前の綺麗な女性の前から動こうとしない優太を置いて
逃げるようにその場から去ったんだ。
｢･･･A！！！！｣
優太が私の名前を呼ぶ声なんて
その時の私の耳には入ってこなかった。
優太が、私よりもあの女性を優先した。
その事実が何よりも大きく動揺と不安を与え
私の気持ちは早まるばかりだった。
どういった経緯で、あの状況に至ったのか
その話を聞くまで、大人しくいい子に待ってる。なんて
そんな出来た女じゃないんだ。私は。
まだ付き合って半年だけど、
優太が私以外の女性に対して、あんな風に優しい目をして言葉をかけるのは初めて見たし、
それがどんな意味を示すのか、私は嫌でも気づいてしまう。
“優太って、本当に私の事好きだって思ってくれてる？”
まだ記憶に新しい、私の問いかけに
優太から返ってきた言葉を思い出す。
“･･･それ、Aにも言われると思わなかった。”
きっと、私と同じ質問をしていたのは
あの女性なんだと思う。
昔、優太が好きだった人で
優太の恋人だった人。
聞かなくたって、優太の目を見れば分かることもある。
優太の真っ直ぐでわかりやすい所は
時に誰かの心を傷つけるんだって
そんな風に思っちゃう私は、やっぱり彼女失格なのかな。
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あれから数日後
優太からの着信も、連絡も、時に鳴らされるインターフォンも全部無視していたら
そんな私に呆れたのか、今日は優太からの連絡がひとつもなかった。
さすがに全部無視するのは、やり過ぎかなって思っていたけど 数日経って諦められるくらいの存在なら
もう、このまま終わらせた方がいいのかな･･･。
なんて、自暴自棄になって
完全にひねくれモードに陥っていた。
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ひより(プロフ) - aさん» ありがとうございます(*^^*)話数が余りましたら、おまけとしてアップしますね♡ (2023年3月23日 21時) (
レス) @page8 id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
a(プロフ) - エンジェルキッス、素敵なお話すぎました（ ; ; ）また機会があれば続編も見てみたいです（ ; ; ） (2023年3月23日 13時) (レス) id: a51afee712 (このIDを非表示/違反報告)
ひより(プロフ) - ゆの（KP）さん» ありがとうございます(*^^*)ぜひ次回の更新時も読んで頂けると嬉しいです♡ (2023年3月23日 12時) (レス) id: 2f81b88338 (このIDを非表示/違反報告)
ゆの（KP）(プロフ) - すんごく素敵でした、すんごくおもしろかったです、また読みに来させていただきます。 (2023年3月22日 16時) (レス) @page21 id: ebd16971c6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひより
| 作成日時：2023年3月22日 0時
