柳は緑花は紅 (ページ9)

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…紅ページ9

《テヒョン》
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『Aさん、ね、Aちゃん？A、呼び捨てでもいい？嫌？ダメかな？』

そろそろ仲良くなりたいんだけど？
なんか高い分厚い壁があって、なかなか心を開いてくれないAちゃん。

呼び方とか話し方から崩していこうかな。

｢どちらでも構いません。呼びやすい方でどうぞ。｣

うん、崩せないか。
どうしたら仲良くなれるのかなー？

『A、ヘアとメイクどっちが得意なの？Aにやってもらいたいなーなんてね。』

いつも、髪の毛はシュシュさっ、ってくらいだし、顔もスキンケアやベースとかむくみ取りのマッサージくらい。
真面目で手つきも良いし、結構仕事は出来る方なんじゃないのかな？俺の勘は当たると思うけど。

｢マッサージです。どうですか？顎とか少しシュッとしてません？あと、頭皮も肩とか背中もやった方が良いですよ？時間があればやりますけど？｣

『え、マジ？やってよ、確かにA、手が気持ちいいから顔とか頭触られてると極楽なんだよな～でも、いつかはメイクもやってよ、ね。』

｢ふっ、極楽っ……ありがとうございます。もう少し腕が上がればメイクさせて貰えると思いますので頑張ります。｣

あ、笑ったー！
やっぱり可愛いな。
ホビヒョンとはちょっと違うけど似たところにえくぼが出る！

口の横に小さいの、俺だけが見つけたんじゃないのー？や、なんか嬉しいな。

『うん、メイクもヘアもいつかAにやってもらうね、それまではマッサージいっぱいやってもらう～～～！』

｢いや、それより浮腫まないようにしてくださいよ。夜中に食べてません？｣

あ、また真面目な顔になった。残念。

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