私の兄達は､変わってる【歌い手】

瑠璃を女体化したバージョンだ ページ12

次の日の朝。


インターホンの音で目が覚めた。

軽く髪を束ねて、寝巻きから着替える。


下へ行くと、知らない女の人。
………と、瑠璃。


なるほど。この人は、彼女さんだ。
うん、可愛い女の子じゃないですか。
どうやってこんなにいい子を捕まえたんだ。


「おはよう、瑠璃。
……この可愛い人、彼女さん？」


私は空気を読まないのでね！！！
彼女が探りを入れているときに話しかけるのですよ！！！
私すごい！！！


「……え、瑠璃。この子が妹さん？
すごいいい子じゃん…可愛い！！え、すごいいい子！！！」


ぎゅっと(タックル)された。
私にはないクッションがある。
この人の胸大きい。おかしい。息できない。無理…。


「ちょ、蒼衣…Aが死にそうな顔してる…」

「へっ！？あ、ごめんなさい…。つい……」


………なんか、あれだ。
瑠璃を女体化したバージョンだ。うん。


「ほらね！？僕の妹、つい抱きついちゃうの！！」

「……うん。私もわかっちゃったよ…。」


意外とほのぼの系のリア充でよかった。
すんごいイチャイチャするリア充だったら、私耐えられない…。


「……とりあえず、お茶淹れてきますね！」


それはもう、最高記録を叩き出す勢いでキッチンへと向かった。







キッチンには、珍しく翔太にぃがいた。


「……翔太にぃ？なにしてるの？」

「…っ、！？…うぐっ…ゴホッ……ﾝﾝ……。」



私は、見てはいけないものをみてしまったのかもしれない。

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