63話 ページ13
gr-side
早く会いたい。焦る気持ちで自然と馬をいつもより早く走らせていた。
1人で来ているのではないことを思い出し、ふと後ろを見るがトントンも同じ気持ちのようでピッタリと俺について来ていた。
国から急いで来たが、もう日は沈んでいた。
もう一度前をしっかり見るとぼんやりと明かりが見え、村が近いことがわかった。
「もう少しやぞ。」
俺の言葉にあぁ。と返事をするトントン。
…やっと会える…ー。
村の前に着いた俺たちは馬を降りて宿の主人に声をかける。
「馬を二匹頼みたい。」
はいよ〜！と元気よく俺とトントンの馬の手綱を受け取り連れて行く。
「戦争の被害なんかは受けてへんみたいやな。」
俺の隣に並んだトントンが安心したように言う。
少し村を見渡すと和気藹々とした雰囲気なのが分かり、自分たちの幼い頃から変わらない風景に笑みが溢れた。
あいつの家は、こっちだ。
自分の記憶をたどりながら自然と歩行のスピードも上がっていく。
家の前に着いた時にふと考える。
あいつは怒っているだろうか…
なんて言おう、迎えに来た。一緒に行こう…？
俺は戦争をする前よりも心臓が高鳴っているのが分かった。
…何を言われても、謝ろう。
そして抱き締めよう。そんなことを考えていると
「電気ついてへんみたいやな。」
トントンの言葉を聞き、俺もAの家を見る。
外はすっかり夜で、他の家は電気がついていた。
なぜ、Aの家だけ…？
少しだけ不安に思う心を抑え、家のチャイムを押す。
チャイムを押し少し待つが人の声どころか物音が一切しない。
もう一度チャイムを押そうと手を伸ばした時
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成瀬 - わあああああああああ！更新嬉しいです！でも更新ゆっくりで大丈夫ですよ!更新されるだけで嬉しいので( ´ω`)これからも頑張ってください!楽しみにしてます！! (2019年8月18日 22時) (
レス) id: 1c8c0eeede (このIDを非表示/違反報告)
リア(プロフ) - 更新をとても楽しみにしていました! 私の大好きな推しが幼なじみの設定で、見つけた途端に発狂してしまいました… これからも楽しみにしています! 頑張ってください! (2019年8月18日 2時) (レス) id: ed8d61f0bf (このIDを非表示/違反報告)
リンク(プロフ) - ^黒ω猫^様、そらまめ様》感想ありがとうございます。完全な不定期更新で申し訳ございません。今後も読んで頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。 (2019年8月17日 21時) (レス) id: ffa34a5a29 (このIDを非表示/違反報告)
そらまめ - すっごく面白く一気に読んでしまいました！ 更新頑張ってください！ (2019年7月22日 14時) (レス) id: 04a77244fd (このIDを非表示/違反報告)
^黒ω猫^ - 面白いですね。魔女系好きになりました！ (2019年6月27日 16時) (レス) id: f1451596cc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リンク | 作成日時：2019年1月13日 11時
