＃Dragon Fang...35 ページ37
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『...！？おい！やり逃げはないだろ伽羅！！』
＿＿＿私が睨んだところに、すでに人影はなかった。
当の本人は、すたこらさっさと廊下を走って行くではないか。
あの伽羅が、である。
絵面はシュール極まりない。←
「関係ないな」
『どこがだ！お前に関係ないはずがないんだよこの状況！何でいきなり投げた！？』
「お前を投げたかったから投げた。それだけだ」
『ここに来てものすごい開き直りだな...、私は投げた理由を聞いてんだよ！やられてるだけしゃイラつくから、私にも一発やらせろバカ！』
「おい、論点がずれてるぞ」
『真顔でボケるお前に言われたかないね！ってか意外に足早ぇんだな！機動ステータスはそこまで高くない癖に！』
「...俺をなめるなよ」
追いかけ、追いかけられている間の会話。
曲がりくねる廊下を駆け抜けていく中で、何だ何だと顔を覗かせる男士がいた気がしなくもないが、構っている暇は無い。
＿＿＿少しでも気を抜けば、すぐに見失ってしまうからだ。
何とか伽羅を追ううち、いつの間にか広々とした敷地に出た。
...いつもは、乗馬の訓練に使っていると紹介があった敷地だ。
伽羅の足が緩む。
私も速度を落とし、程よい距離で立ち止まった。
ヒュオ、と乾いた風が髪を揺らす。
夕焼けが、空を真赤に染めていた。
『...ようやく観念したらしいな、暴走竜？』
「ふん、勘違いするな蒼。俺がここに来たのは＿＿＿、」
そこまで言って、つと口をつぐむ。
ゆっくりとこちらに振り返った伽羅は、不敵に口角を上げていた。
...そうか。
言いたい事は大体悟った。
ドクン、と心臓が鼓動する。
「今日一日の、決着をつけるためだ」
鶴の一声。...否。
今回に限っては、"竜の一声"だ。
＿＿＿大倶利伽羅の言葉が消えると同時に、二人は再び相対し地を蹴った...。
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＊紫苑＊(プロフ) - 瑠色さん» ご指摘していただきありがとうございました！早急に直しました。おっしゃる通りですね...以後気を付けますが、もしまたこのような事がありましたら、遠慮なくコメントしてください！ (2019年2月18日 19時) (
レス) id: 9bd0eaa6f6 (このIDを非表示/違反報告)
瑠色(プロフ) - 失礼します。そねさんは長曽祢虎徹です。蜂須賀さんも虎「徹」です。
細かいですが、銘は大切なものなので、気をつけてください。 (2019年2月18日 1時) (携帯から) (レス) id: 04ea405d06 (このIDを非表示/違反報告)
＊紫苑＊ - 月夜桜さん» コメントありがとうございます！刀剣乱舞の伊達組メインのお話って意外と少ないですよね〜。作者による作者の為の俺得小説とはまさにこれですが、それでも伊達組沼に共感してくださる方がいて、とっても嬉しいです(≧▽≦)頑張ります！ (2018年9月27日 6時) (レス) id: 9bd0eaa6f6 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜 - すごい面白かったです!伊達組メインとか俺得!これからも更新楽しみにしてます! (2018年9月25日 19時) (レス) id: d530b8b740 (このIDを非表示/違反報告)
ぐじゅぇり - 喧嘩上手の戦上手の…………喧嘩はわからんが、うちは薬研が一番レベル高いよ。 (2018年9月4日 19時) (レス) id: f643507f9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：＊紫苑＊ | 作者ホームページ：http://twitter.com/wakagi415
作成日時：2018年8月18日 20時
