となりのさねみくん【鬼滅の刃】

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Aside




いつもは眠たくなっているはずの古文の授業だけど、隣にあの不死川くんがいると思うと


心臓の鼓動が早くなり眠気など微塵もない。


.....動悸が！動悸が！！！



下手したら殴られるんじゃないかと思いつつも不死川くんの机の方のページ、右側のページをボーッと眺めていると


ちらっと不死川くんの取っているノートが見えた。


とても綺麗な字でまとめられていているそのノートを見て




『綺麗.....』




といつの間にか呟いていた。
その声に気づいてしまったのか、不死川くんは私の方を見て


不｢何見てんだ｣



と小声で言ってきた。


こ、これは怒らせてしまったのか....？
とりあえず、怒りを鎮めようと思った私は


『ノートまとめるのも字も綺麗だね』



とノートの端っこにちっちゃく書いた。

不死川くんはそれに気づいたのか私と同じようにノートの端っこに



｢普通だろ｣



と書いた。
そして何を思ったのか私のノートをじーっと見つめて



｢お前は落書き多すぎ｣



と書いた。


き、気づかれてしまった。



基本授業をまともに聞いていない私は、ノートに落書きばっかしている。


今日は古文の担当教師の山田の鼻毛が出ていたからそれをイラストに書きました。


『だって、山田の鼻毛出てたから』



と言い訳をノートに書くと、不死川くんはちょうど近くを通っていた山田の顔をガン見し、急に顔を下げ

肩を震わせ笑うのを堪えていた。


不死川くんも笑うんだ.....(失礼)

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