2話 ページ3
太宰side
「で、中也今日の任務は?」
「あ゛?手前ぇ、んなもんも読んでねぇのかよ」
中也がイライラした表情で応える
「今日のは組織の裏切りものの… 」「まぁー、知ってけどね」
私がかぶせるようにそう言う
「手前…絶対いつか死なす!!」
本当に中也はいつも予想通りの反応をしてくれる。
そんなことを言っている間に裏切り者の本拠地についた
「中也、スナイパー1人、正面に3人、武器は旧式の銃、行けるね?」
「ハッ当然。」
と言うとそのまま正面から突っ込んでいった
「なっ!?誰だ!!!!」
「知る必要はねぇよ」
そう、中也が言い放つと敵がバタバタ倒れていく。
扉を開け、中へ進んでいくと組織の者が次々と出てきたが所詮、只の傘下の下っ端。
中は高級そうなカーペットがひかれており、内装もかなり豪華なものだった。恐らく、ここの首領がかなりの金持ちなのだろう。
「痛っ、 ちょっと中也!急に止まらないでよ!…!!」
声をかけても唖然と中也は壁に綺麗に並べられた写真を見ていた。
少しすると中也が間の抜けた声で呟いた。
「は…? いや… んなわけ… A?」
壁には、オレンジ色の髪、青い瞳。中也によく似た少女が、豪華な額縁で飾られていた。
成程。首領が言っていたのはこの少女のことか。
「中也、動揺している場合じゃないよ。その子の事はここの上を消した後だ」
「嗚呼、悪ぃ… ?手前、真逆っ此処に此奴が居ることを知ってたのか?」
「いや、詳しくは聞いていない。只、治癒異能力者が居るかもしれないと言う事は聞いたよ」
「殺すのか…?」
中也の、雰囲気が暗くなる。
「さぁ、如何だろうねぇ。それは彼女次第さ。使えそうなら持って帰ってこいとの事だよ。」
「…手前の予想では如何考えてる。」
「あれあれ?中也くーん今日はやけに素直だねぇ」
私は態とらしく莫迦にしたようにいう。
「チッ」
中也は珍しく、黙り込んだ。、
これはまた、面白い反応だ。
「殺すことにはならなそうだよ。それと、中也、呉々も冷静にね。」
「嗚呼。」
其の侭、長い廊下を進んでいった。
着飾れた少女の写真かなりの大きさだ。
手前から奥に進むにつれて成長していっている、
可愛らしい服を着せられている全身の写真が並べられていたが、
途中から、椅子に座った状態で上半身だけが撮られていた。元々、少女の顔には表情こそ無かったが、
そこから先の上半身だけの写真には、先刻のものよりも表情が微かに冷たいように見受けられた。
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雪見だいふく - あの、多分ねぇさんじゃなくていいあねさんです (2018年7月23日 10時) (レス) id: 45f0691588 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 文スト大好きおじさん(笑)さん» 一様、はじめが黒の時代編なので与謝野先生と出会ってないっという設定何ですよ〜() (2017年8月1日 10時) (レス) id: 46346c34a6 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好きおじさん(笑) - 与謝野さんがいるから治る!と、思いました!でも、太宰が気づかないとは (2017年6月3日 13時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 千さん» 有難うございます!!太宰さんも頑張ります!!次も(?)ワクワク出来るような作品が作れるよう頑張ります!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - medaemonさん» 有難うございます!!本当に更新遅れて申し訳ないです。此れからはそんなことのないように…が、頑張ります。太宰さんのお話も頑張らせて頂きますm(*_ _)m (2017年5月4日 22時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:蒼也 x他1人 | 作成日時:2017年4月20日 8時