12話 ページ14
Aside
お兄ちゃんと買い物に出た。
昨日は暗くてよく見えなかったけど、今は昼間。
たくさんの人が流れていく。
こんなにたくさんの人がいるなんて思いもしなかった。
始めは、日用品を買いに行った。シャンプー.リンス.ボディーソープ、クシ、お皿やお箸、色々なものを買った。
お兄ちゃんは、シャンプーを三種類くらい買っていた。そんなにいるの?と言うと、
「女の髪は命だからなあ」
と云っていた。
凄く大きいデパートという場所にも寄った。
リンタロウさんに貰った服はどれも、可愛らしいフリフリの服で動きにくいものばかりで余計に幼く見えてしまうものばかりだったので、仕事用の服も買うことになった。
Aは医務室の仕事をするからと白衣を買って貰った。
初めての仕事。自分にできる事。
思わず口が緩んだ。
移動途中、手にギリギリ抱えられる位の大きめのぬいぐるみを見つけた。昔、お兄ちゃんに買って貰ったぬいぐるみにそっくりだった。見蕩れてしまった。
気づけば目の前に其のぬいぐるみが目の前にあった。
「此れが良いのか?」
「えっ、うん…。良いの?」
「当たり前だろ!約束したろ」
「うん!!」
私はぬいぐるみを、持っているだけ…。でもお兄ちゃんはたくさんの荷物を持ってる。重くないのかな…?
「お兄ちゃん…其れ重くない?車椅子も押してくれてるし…。私持つよ。」
「如何やって持つんだよ」
お兄ちゃんは呆れながら笑っていた。
「ンなもん気にすんな、このくらい平気だ」
「でも…」
そう云う私の言葉を誤魔化すようにお兄ちゃんは私の頭を撫でた。
この後、私に帽子を、買ってくれた。何だかお兄ちゃんとお揃いで嬉しくなった。
228人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪見だいふく - あの、多分ねぇさんじゃなくていいあねさんです (2018年7月23日 10時) (レス) id: 45f0691588 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 文スト大好きおじさん(笑)さん» 一様、はじめが黒の時代編なので与謝野先生と出会ってないっという設定何ですよ〜() (2017年8月1日 10時) (レス) id: 46346c34a6 (このIDを非表示/違反報告)
文スト大好きおじさん(笑) - 与謝野さんがいるから治る!と、思いました!でも、太宰が気づかないとは (2017年6月3日 13時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - 千さん» 有難うございます!!太宰さんも頑張ります!!次も(?)ワクワク出来るような作品が作れるよう頑張ります!! (2017年5月4日 23時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
蒼也 - medaemonさん» 有難うございます!!本当に更新遅れて申し訳ないです。此れからはそんなことのないように…が、頑張ります。太宰さんのお話も頑張らせて頂きますm(*_ _)m (2017年5月4日 22時) (レス) id: 805bfff9a4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼也 x他1人 | 作成日時:2017年4月20日 8時