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「あんた、すげえじゃねえか!どうやったら半日でボスまで行けるんだ?」
「加速魔法を使って、手当たり次第敵を倒した。」
「「「それは普通じゃない!」」」
うん、賑やかで良いね。
少なくとも、クラスの中で感じたような不快感は全くない。
冒険者になって良かったと思う。
そして料理を取って来たら女性冒険者2人組に声をかけられた。
「マヤさん、迷宮攻略おめでとう!えっと、私はテイハ。こっちが妹のカセンよ。」
「よろしくね。」
テイハさんとカセンさんか。
私と同年代…違う違う、この体と同年代に見える。
可愛い。
「ありがと。よろしくな。」
「でも凄いね。Aランクの私達も30階層までしか行けなかったのに、ソロでボスクリアだよ?尊敬するよ。」
「Aランクって事は、レベル80くらいあるって事か。最初からインフィニティの私とは違い、ずっと鍛え続けてこうなったんだろ?それこそ尊敬に値すると思うけど。」
「そうだった……マヤさん本当はSSSランクだった……」
なんかごめん。
ちなみに、テイハさんがレベル97、カセンさんがレベル98らしい。
冒険者デビューしてから3年程だと思うのだが凄いな。
「ところで、明日から聖都に行くのよね。」
「ああ。護衛依頼を使うけどな。」
この世界には自動車などは無いので、移動は馬車を使うらしい。
さっきそれを聞いてめっちゃショックを受けた。
一応その気になれば音を置き去りにすることくらいは造作も無い。
「まあ、聖都に行くならそれが1番ね。腕利きの冒険者がいれば生存率は上がるわ。今回はマヤさんだった訳だけど、あのドラゴンは私達でも厳しいからいてくれると安心ね。」
ん?
「って事は、君達も明日の依頼を受けるのか?」
「そうだよ。2週間後にある年に1度の剣術大会に出るんだ。」
剣術大会か。
「君達なら相手がSランクでも無い限り勝ち進みそうだね。」
「確かにそうなんだけど、Sランクなら力の差で何とかなる時が多いよ。」
確かにレベル2、3位の差は力押しでどうにでもなる。
「それより厄介なのは、相手がSSランク……使徒様の場合。レベルや腕はともかく、女神ヘラ様の加護があるからなかなか倒れないんだ。」
ヘライムの加護は、私に取っては無い方が良い。
しかしここの人間には、依然最強の力に見えるらしい。
「そのせいで、いつも勝てないんだよね。」
「そう……だからマヤさん、貴女に頼みがある。」
頼み?
「私達と一緒に、剣術大会に出て欲しい。」
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ネオン - めっちゃ面白いやないですか凄い (2021年9月23日 9時) (レス) @page43 id: 3ef83fb3a7 (このIDを非表示/違反報告)
黒百合(プロフ) - 吾里気» コメントありがとうございます。魔族なんてマヤ子の敵ではありません(σ・∀・)σゲッツ!! (2019年12月20日 7時) (レス) id: a567d07bc8 (このIDを非表示/違反報告)
吾絈(プロフ) - どうしてだろう、マヤちゃんに振り回される魔族が可愛く見えてきた……。めっちゃ面白いです!!更新頑張って下さい!応援してます!(^ω^) (2019年12月16日 1時) (レス) id: 1c773c6c8f (このIDを非表示/違反報告)
白山風露(プロフ) - びょうさん» 御指摘有難う御座います。少しでもこの作品を読んで下さる皆様の御期待に応えられるよう頑張りますね。 (2019年11月28日 13時) (レス) id: e503aa1548 (このIDを非表示/違反報告)
びょう(プロフ) - なろうあるあるとか、小説の書き方をお勉強なさったほうが良いと思います。期待してます。 (2019年11月28日 3時) (レス) id: 0b0984a937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒百合&白山風露 x他1人 | 作成日時:2019年9月20日 19時