異世界転移した最強の地獄神〜捨てられたのでゴーイングマイウェイを貫きます〜

１１歩目 ページ11

ボスを倒すと現れる転移魔方陣で１階まで戻ったマヤ。

｢手当たり次第倒したから１匹位レパードいるよね。うん。｣

実は迷宮のレパード全部狩ってます。
今はまた増えてますが。

｢転移！｣

転移魔法を使ってギルドに戻ってきた。



｢｢｢地獄神マヤ様！？｣｣｣

めっちゃ驚かれた。

｢そんなに驚くか？えーと、言いにくいだろうからマヤで良いよ。｣

｢驚きますよ！サタナキア迷宮はとても入り組んでいるので、Sランクパーティでもミストレパードがいる場所まで１日はかかるんですよ！？｣

｢そうか？ああ、人間はモンスター相手に結構手間取るからな。｣

｢いえ、この辺りで１番強かったハウンドロアーが道中モンスターを全てスルーして１日です！｣

ハウンドロアー？
ああ、サイレス・ノインに倒された奴ね。
あいつより弱いんじゃ雑魚じゃないか？

｢流石はマヤさん……でも、流石に早すぎでは？｣

｢いや、手当たり次第倒して半日かかったよ。帰りはね、どっかのボス倒したら出て来た魔方陣で出口前に戻ってきたよ。｣

｢｢｢魔方陣！？｣｣｣

また驚かれた。
何故だ。

｢マヤさん、そのボスを見せて頂いても？｣

｢どれがどれか分からないから、強そうなの全部だすよ。ほれ。｣

転移魔法から強そうな物を探す。
あっ、ミストレパードいた。
ついでに出しとこ。

｢これが迷宮内で１番強かった奴。｣

魔方陣を出したボスを引っ張る。

｢……｣

あれ？クルードさん固まっちゃった。
おーい、誰かー

｢｢｢……｣｣｣

ダメだ、冒険者皆固まってる。

｢……えーと、何階層まで？｣

流石ベテランのクルードさん。

｢いくつか見逃したのがあるかも知れないけど、３０階かな。｣

｢いえ、この素材はエンペラーリッチという、迷宮ボスです……サタナキア迷宮、攻略です！｣

あれ？
そうか、１０階分見逃したか。
と思っていたら、冒険者達が歓声をあげた。

｢おぉぉ……マヤさんすげえじゃねえか！｣

｢バカ、地獄神のマヤさんにそんな口聞いたら……｣

｢いーよ。敬語面倒だし。｣

むしろ冒険者としてなら、私が彼らを敬わなければならないのだ。

｢すげえな！早く領主様に知らせよう！｣

｢おう！行ってくる！｣

｢今日は宴会だ！マヤさん、あんたも来い！｣

｢分かった！｣

数千億年生きてるので酒はもちろんＯＫ。
というか、あんなに混んでる迷宮なら、ミストレパードくらい簡単に狩れるだろう。
あっ、クルードさんに報告しよう。

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