もう一つの“S”な彼女⑦ (ページ25)

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『おっと‥』

ライブ終盤
Aは衣装変更のために一旦裏に捌ける段取りになっていたが、急ぎめに走っていて少しバランスを崩してしまった

宮近「A、気を付けて」

『ありがと、ちゃかちゃん』

近くにいた宮近がさりげなくAの腰を抱いて誘導したのだが、ちょうどその瞬間がカメラに抜かれてしまったようで

＼きゃー！！／＼ちゃかすずー！／＼尊い‥／

会場中から黄色い悲鳴が上がります

松倉「ちゃか、スゲー」

宮近「いや、転けそうになってたら普通ああするでしょ」

吉澤「それを嫌味なくやれるのがスゴいんだよ」

宮近「？？」

『ちゃかちゃんスパダリかよ』

無事にライブは終了し、着替え等を済ませたTravis Japanのメンバー達

川島「そろそろAちゃんも着替えとか終わってるだろうし、みんなで挨拶と様子見に行こうか」

松倉「だな。エネルギー使い果たして倒れてないと良いけど」

吉澤「ありそうすぎて怖いから！」

万全とは言えない体調でライブ一本やりきったAが心配になり、7人は急いでAの楽屋に向かう

宮近「A、ちょっと良いー！？」

『んー‥？んーふぉ！』

松田「今のどっち？」

しめ「ダメ‥ではなかったと思う」

中村「よし、もう入ろう！」

入って良いんだか悪いんだか分からない返事が返ってきたので、もし着替え中なら謝れば良いと判断してドアを開ける

『ふぉふはれー(お疲れー)』

松田「‥何だ、飯食ってただけか」

『んっ‥。ゴメンゴメン、お腹空いちゃって』

川島「お腹痛いとかはない？」

『うん！』

しめ「食欲もバッチリみたいだし、とりあえず安心かな」

『みんなが気にしてくれたからだよ、ありがとね！！』

お礼を言いつつもケータリングのカツカレーを頬張るAの姿に、7人はちょっとホッコリした気分になったのでした(ハムスターを見てる気分)