誰にもバレずにII【ハリーポッター】 (ページ1)

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. 秘密の部屋__

休暇中はなんとも退屈な日々が続いた
両親は仕事で、１日の大半を1人で過ごした

ハーマイオニーからオススメされた、ギルデロイ・ロックハートの【私はマジックだ】を読んでみたりもした
とても面白い本で、ハーマイオニー同様に魅了されたが、他の本も読んでみると、全てが本当に彼の実話なのか疑わしく、少し胡散臭くもあった

ハーマイオニーとはあれからも毎日手紙のやり取りを欠かさずしている。お互いの１日を報告し合うとてもシンプルなものだ

ハリーとロンは相変わらず送ってきてはくれない
2人には一度手紙を出したが、返事もなかった

フレッドとジョージは、数日に一回のペースで手紙をくれる。フレッドの字は少し歪で、ジョージの字は綺麗だ。そして、大体の手紙はジョージが筆を取っている

『また試作品を作ってるのね…ロンが大変そうだわ』

ホグワーツにいない間、彼らの試作品の餌食になっているのは間違いなくロンだろう。わたしもフレッドに頼まれて一度実験台になったが、2度とやらないと決めた

手紙をテーブルの引き出しにしまうと、
本日2回目の手紙を梟が持ってきた

『…ホグワーツからだわ！』

そこには、新学期に必要な物が書かれてた
私の退屈な日々ももうすぐ終わる
そう思うと、ソワソワした

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