そばに居て ページ26
私があまりにも憔悴してるからって一緒にお風呂に入ってくれて、身体も髪の毛も洗ってもらい、服を着せて髪の毛を乾かし、妊娠線対策のオイルとミルクまで塗ってくれる始末。この旦那さんほんとにいい人だな...
私の身体を気遣いながら共に布団に入ると彼の手が背中を撫でていく。
カ｢もうなんも怖くないからね？｣
『ん、ありがと...』
カ｢今日は携帯見なくていい。今日くらいみんな許してくれるよ。｣
『...わかった』
新宿のお店の前で揉めたってことはつまり情報が回るということで、富永さんとPさんが見ただけでもかなりの数SNSで書かれてて、私と母の関係や、男嫌いのあれこれなどサイトまで作られてるって言ってた。別に必死に隠してきたわけじゃないけど、いざ私が何人にも汚されたことがあるとファンを名乗って下さる方や応援して下さる方にバレるのは苦しいし怖い。
カ｢小豆ちゃんがAに連絡繋がらないんだけどって連絡くれたよ？｣
『明日電話してもいい？って聞いて？』
カ｢ん、りょーかい！｣
あーずーは心配して連絡くれると思ってた。きっとスカピも連絡くれてる。鳴り響いてた携帯はカンタくんが電源を切った。ただ一番安心できるのは今までずっと相談に乗ってくれてたあーずーだから1番に話聞いて欲しい。
カ｢明日いつでも待ってるよって｣
『あーずーはね...いつも私のまとまらない話をね、うんうんって聞いてくれて、私にパワーくれるの。だから大好き。』
カ｢...うん、ボイスメッセージで送っといた笑｣
『ねー意地悪...』
カ｢ふふ、ごめんね？｣
もそもそと彼の胸元に顔を埋めれば、私と同じ柔軟剤の香りが鼻腔に広がる。そしてカンタくんのボディーソープの香り。今日は自分からも同じ匂いが香ってる。
『寛太の...』
カ｢ん？｣
『寛太の匂いの香水とか...発売する気ない？』
カ｢売れないよ笑｣
『...やっぱりダメ、私の寛太』
カ｢可愛いこと言いすぎ｣
カンタくんの優しいハグはいつも心地いい。私を包んでくれてるみたいで、彼の肩に乗っけてる私の頭をクンクン嗅いじゃう所までが素敵なワンセット。
カ｢今日は俺の匂いがする。いいねこれ。｣
『たまーにね』
カ｢...怖い？｣
『...怖い』
カ｢素直に言えて偉いね｣
『死ぬほど隠したかった話じゃないけど...汚れてるってバレちゃった...』
カ｢何？失礼な話よ？もう俺に染まってるでしょ？ん？｣
得意気に話す彼のちょっぴり怖い話。でも今はそれが心底嬉しかった。
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ぴあ(プロフ) - うゆさん» まだ続く予定です。よろしくお願いします！ (2019年10月8日 0時) (
レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
うゆ - このお話永遠に終わらないでほしいです！！ (2019年10月7日 12時) (レス) id: 9f9495639b (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - yu;na___さん» リクエストありがとうございます。チーが理不尽に怒ると言うリクエストですが、チーは理不尽に怒られる事に多大な嫌悪感を抱いているキャラ設定なので、すごくしょぼいお怒りなら書けます。それで良ければ是非書かせていただきます！ (2019年7月16日 8時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
yu;na___(プロフ) - こんにちわ!!いつも楽しく読ませて頂いてます^^* 突然なんですが、リクエストお願いしたいです!!ふぅチーで、チーが理不尽にふぅちゃん怒っちゃう、みたいなお話を見たいです!!お時間があればぜひ、お願いします^^* 漠然としててごめんなさい(><) (2019年7月15日 11時) (レス) id: 335756cb31 (このIDを非表示/違反報告)
ぴあ(プロフ) - 瑠花さん» リクエストありがとうございました！そしてハッピーバースデーでございます！ (2019年7月15日 9時) (レス) id: 84b390d948 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぴあ
| 作成日時：2019年6月26日 21時
