だらしない妻と神経質な夫 6 (ページ47)

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嫁JKドッキリ再来ページ47

キ｢チー｣

『...カメラ回ってんなぁ？』

洗濯物を干し終えて家の中に入るとカメラを構えてるキイチがいる。さては待ってやがったな？

キ｢なんか分かんないけど前髪ぱっつんなのがカンタさんのツボらしいからそれでセーラー服着てください。｣

『もうこれでにやけたらほんとにやばいおじさんだよ？分かってんの？』

キ｢絶対にやばいカンタさん出る｣

『お前の顔映してやりてぇなぁ...めちゃくちゃ先輩を罠にかけようとしてるんだよなぁ...』

キ｢早く｣

『はいはい』

部屋でついこの前着たセーラー服にお着替え。靴下無いからタイツでいいかね？

『ん、着替えた』

キ｢髪の毛そのまま？｣

『ポニーテールにするか？ちょっと待ちな？』

ポーチをゴソゴソ探って黒ゴムを発見。確か高校ってシュシュだめだよね？いや、知らんけど。高い位置でポニーテールをして毛先を緩く巻くとセーラーの私が出来上がる

『こんなもん？』

キ｢ばばあがコスプレしてるなって感じ｣

『やらせといてなんだお前死ね』

キ｢行きましょう｣

階段を降りる私とカメラを構え着いてくるキイチ。リビングからはカンタくんと富永さん、そしてふぅちゃんの声が聞こえてくる。

キ｢どうぞ｣

『行きます』

スパーンといつの日かのように扉を開けると、ポカーンとしてるのが1人、もう1人はゲラゲラと腹を抱えて笑い、もう1人は可愛いと褒めまくる。

ト｢いひひひっひひ～っ！お前またやってんじゃん笑｣

ふ｢可愛い！！前髪ぱっつんだからより幼くて可愛い！！｣

『それdisじゃね？』

ト｢前よりいいじゃん？コスプレ感薄れたわ。｣

『だからそれdisですよね？』

キ｢カンタさーん？｣

テンプレートなポカーンで固まっていた彼は慌ててそっぽを向いて腕で顔を隠した。

カ｢ねぇ～！｣

『おにーちゃんどお？』

カ｢お兄ちゃんって言うな！絶対に！｣

キ｢へへへへ、やっぱりカンタさんやばい笑｣

ソワソワしている彼の膝に腰掛けると、足を組んでわざと足見せてみたり...

カ｢～っ！もう！無理！可愛い！！｣

私にきつく抱きつき項に顔を寄せるカンタくん。あちゃーって感じ。

『ほんとにそれはやばい。』

カ｢ハニートラップされた！！｣

『嫁や。』

ト｢辞めろ？お前女子高生にメロメロなのは犯罪者だからな？｣

カ｢違うの！Aが俺のお嫁さんでセーラー服着てるのがイイの！！｣

『やばい人居ました～』

私にメロメロなの嬉しいけどね？

(裏へ続く)