だらしない妻と神経質な夫 6 (ページ33)

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ただいまページ33

熱海を満喫して帰ってきたのはもう夜と呼ばれる時間に突入しそうな頃で、門を開けると玄関の扉が開き、驚きのスピードで何かが絡み付いてきた。

『なに！？』

カ｢はぁ...寂しかったぁ...｣

『カンタくんちょっと一旦家の中入らせて？ね？』

何とか宥めて家に入るとなっちゃんは早々に奪われて、カンタくんは舐めそうな勢いでなっちゃんなっちゃんになってる

キ｢いや、たった1泊で...｣

ト｢おかえり！楽しかったか？｣

顔を上げると富永さんはしっかりカメラを構えてる

キ｢めっちゃ楽しかったっすよ！熱海いいっすね！｣

『今朝キイチと熱海秘宝館行きました。下品でした。めちゃくちゃ笑いました笑』

ト｢よく異性と行けたな！？｣

カ｢なっち疲れてない？キツネさんと一緒に居た？｣

『キツネさんの耳噛んでたよ』

カ｢うう...可愛い...｣

『1泊会えないだけでこんななるんだったらもうどこも行けないよ？』

カ｢いいんです！！我慢するんで出掛けてください！！俺の事は気にせず！！｣

『行きにくぅ...』

キ｢お土産いっぱい買ってきたんで｣

『洗濯物片してくるね』

キイチの荷物と私の荷物を持ち洗濯機にぶち込む。回すの明日の方がいいな...

リビングに戻ると全員集合してた。

P｢何したの？｣

『のんびりまったりした』

キ｢朝普通に寝坊して朝食準備の音で起きた笑｣

『1番やっちゃいけないミス』

ま｢温泉よかったっすか？｣

『温泉めっちゃよかったよ！なっちも終始ご機嫌だったし』

ト｢カンタは機嫌最悪だったけどな笑｣

『ねー、もう行けないじゃん？笑』

カ｢我慢出来る！｣

『出来てねぇんだよ...』

カ｢俺ももう大人だもん待ってられる！｣

『富永さん？』

ト｢全然待ってられてなかった。夜ほんとに起きてたし笑｣

『ねー！寝なきゃダメじゃん！クマ出来てると思った！』

カ｢今日一緒に寝るからいい｣

『私編集と字幕が...』

カ｢え？何！？｣

『いえ、何も...』

ト｢カンタお前やばいよマジで！チーの邪魔すんのはダメ！｣

カ｢俺...邪魔してる...？｣

悲しそうな顔して見つめてくんのよ...それはそれは餓死寸前の子狐のような顔で！！！！！

『全然邪魔じゃないよ？ごめんね？とりあえずなっちのお風呂入れてくれる？』

カ｢分かった！｣

パタパタと駆け出したカンタくんに白旗。

ト｢お前も旦那に甘いの直しな？笑｣

『無理っす...どうすれば私が落ちるか分かってやがる...』

ま、寂しかったのは私もだから！！！