だらしない妻と神経質な夫 12

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目の前には素晴らしく曲がりくねった線路が張り巡らされてる。いよいよ逃げられない状況につい嗚咽が漏れた。


『おえっ...』

カ｢え？大丈夫？女性が出していい声じゃ無かったけど...｣

『無理、帰る...』


私が弱ってるのを見て心底楽しそうに笑い、カメラに写すいじめっ子番長富永氏を死んだ魚のような目で睨むも、ダメージはゼロらしい。


ト｢いひひひひ〜っ、お前顔色悪くね？笑｣

『そりゃ悪いでしょうね？怖いんですもん。』

カ｢よし、どこ行く？｣

ふ｢私達は待ってます！｣

『え！？ふぅちゃん行かないの！？』

ふ｢ともくん乗らないし、私この前友達と来た時全部乗ったから！｣

『...え？全部乗ったんすか...？』

ふ｢乗ったよ？なんで敬語？笑｣

『ええ...ふぅさん絶叫系行けるんすか...？』

ふ｢むしろ大好き！｣

『うそぉ...顔に似合わず姉貴ぃ...』

キ｢なっちとトーマスのエリア行ってて良いですか？｣

カ｢キイチありがとう｣

『え！やだ！いかないでなっち！』

キ｢なっちママにバイバイは？｣

な｢ばーばーい！｣


キイチと手を繋いで遊びに行っちゃったなっちゃん。無念。


『ぐふっ...愛する娘からバイバイの攻撃...もう悔いはない...』

P｢みーはーが寝ちゃったから俺とまんずご飯食べに行っていい？｣

ト｢おー、いってら！｣


2人が抱っこしてくれてるからもれなく居なくなる双子。


『寂しっ...』

カ｢FUJIYAMA乗ろ？｣

『死んだ方がマシ』

カ｢生きてりゃいい事あるよ？さ、行こっか？｣

『マジで覚えとけクソが...』

ふ｢お口が悪いよ！！｣


カンタくんに手を引かれるまま、ジェットコースターに乗り込む。ふざけんなよと大声で言いたい。


『やだ...』

カ｢もう出るよ？笑｣


ゆっくりと動き出す鉄の乗り物。無理。


『ちょっと待ってありえないレベルの坂登るやん？見てみ？落ちたら即死の高さ。ファイナルデットコースターって映画知ってる？あれのオチはマジ最悪なんだよ？1回見たらしばらく忘れらんないぐろさなの。分かる？』

カ｢よく喋るね？笑｣

『え、あ、ちょ...落ちないで！？やだーーーーーーー！！！！！』

カ｢あはははははっ！笑｣


勿論ヘロヘロになった私を見て笑い転げる富永さんは逆剥けが治りにくくなる呪いでもかけることにするわ。

＿

▽ふぅがジェットコースター行けてチーが無理なのギャップ過ぎるんだけど笑

▽珍しくチーが振り回されてて高評価

▽今晩は仲良し無しの日なんだ...？へぇ？

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