だらしない私と神経質な彼 6

お土産だよ ページ26

帰ってくる途中にほんとにスカイハウスにお土産を持って行って馬鹿みたいにヘコヘコしてるふたりを笑い飛ばして帰ってきた。


『ただいま帰りました〜』

ト｢リビングこーい！｣

カ｢現実に帰ってきたわ｣


少し寂しそうなカンタくんの手を引きリビングに入ると、既にカメラが回ってるらしい。


ト｢おかえり｣

P｢おかえりなさーい｣

キ｢楽しかったっすか？｣

カ｢めちゃくちゃ普通の人して来た｣

『普通の人はカメラ回しませんけどねぇ？』

カ｢ディズニーって楽しいんだ？知らなかった｣

ト｢いやお前浮かれすぎ笑｣

カ｢アトラクションもあんま乗ってないんだけど、ただはしゃいできた笑｣

『帰る時間になって電車乗ろうって言ったら駄々捏ねちゃってめんどかったっす』

ト｢駄々捏ねんなやぁ笑｣


未だ手は離されずフニフニと私の手で遊んでる。


『これお土産です』

ト｢いえーい！｣

カ｢トミーのはAチョイス。キイチとPさんとまんずのは俺チョイス。｣

『水溜りチームのより時間かけてスカピの1万円分選びましたよ』

カ｢甘いのいっぱいだとキツイよね〜とか過去にこれ動画に出てるね〜とか笑｣

ト｢喜んでた？笑｣

カ｢今にも土下座するんじゃないかってくらい謝られた笑｣

ト｢そりゃほんとに来るとは思ってないだろ笑｣

カ｢いや、お土産を持っていった事よりも、じんくんがAに泊まりってことは？とか言ってニヤニヤして聞いたからAがビンタさせろって追いかけ回しちゃって笑｣

『じんくんが悪い』

ト｢可哀想！｣

『私がですよね？』

ト｢お前ほんとにビンタすんだもんな笑｣

キ｢じんくんまじ可哀想｣

『カンタくんにセクハラするから悪い』

カ｢あ、あれ俺にセクハラしてたんだ？笑｣

ト｢で、メインに出す？日常に出す？｣

カ｢メインでも良いかなって思ったけど、トミーに1回見てもらって決めてもらおうと思います〜｣

ト｢めんど笑｣


昨日の午前中は2人で編集と字幕してたからもう動画は出来てる。


P｢え？デートなのに編集したの？笑｣

カ｢それ怠けるのは違うよって説教された｣

ト｢馬鹿か！？デートしろやぁ！｣

『編集してないカンタくんを見てないから言えるんすよ、手持ち無沙汰でソワソワして落ち着かないんですよ？あれはもう禁断症状出てました。』

カ｢編集依存性って言われた笑｣


富永さんが見詰める先にはデート動画


ト｢やってんなぁ！｣


すると画面の中の私が富永さんに言われますよとケラケラ笑った

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