アメリカ物語45 ページ48
{貴方side}
まったく、揃いも揃って馬鹿だな。
相手を想って考え込みすぎるのが俺たちの悪い所だ。
相手が大切だからこそ・・・
傷つけたくないと考えてしまう。
大丈夫だ、修。
俺は1度たりとも後悔なんてしていない。
貴方「なあ、俺の・・・
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虹村「!」
貴方「話したことなかったけど、俺・・・・・・修が全力でプレイしている姿を見てるのが楽しくてPGを始めたのがきっかけだったんだ。」
虹村「えっ・・・」
貴方「それからは、自分のパスが通った味方がシュートを決めるのが物凄く嬉しくて癖になった。嫌でやってたならこんなに上達してねぇよ、ドアホ!」
虹村「・・・」
貴方「んで〜?こんなにも完璧なパスを出せるようになった俺をここまできて蔑ろにするのか?修を含めて、皆が作りあげてくれた俺のPGは・・・凄くなかったか?」
アレックス「クスッ・・・」
貴方「なあ!辰也だって凄いと思わないか?」
氷室「ああ・・・そうだね。俺も映像でプレイを見せてもらったけど、あんなに皆を活き活きとさせるPGは滅多にいないよ。」
貴方「ほら、辰也も言ってるぞ?」
虹村「・・・・・・わぁってるよ。すまん、考え過ぎた。」
貴方「・・・ああ。なぁに!お前の好きな"寄り道"をPGにしたようなもんさ!これからだってPGは1つの形として残すに決まってるだろ?なんたって・・・こんなにも思い出が詰まったポジションを手放す訳ないさ。」
虹村「・・・A・・・・・・」
貴方「ん?」
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虹村「最高だわ・・・・・・お前のPGは。」
貴方「!」
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そう言って、ニカッと笑ってみせた修。
それを見て・・・思わず俺まで微笑んでしまった。
ポジションを掛け持ちする選手なんてザラにいる。長い間、気付くことができなかっただけで選手としての俺の幅を広げるだけさ。
可能性なんて・・・
いくらでも自分の意思で広げられる・・・
それが・・・
スポーツをやってる人の・・・1つの醍醐味なのだから。
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nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時