アメリカ物語10 ページ12
−−−虹村side−−−
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貴「そらぁッッ!!!」
虹村「!」
バゴオオオオンッッッ!!!!
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俺のディフェンスを掻い潜り、追いつかれる前にその場から
長い時間1on1をやって思ったことといえば、全体的にキレが増したといえる。元々フィジカルが優れているのは分かっているが、そういうのじゃない。
こいつの場合は・・・。
つーかやべ・・・体力が・・・。
虹村「ゼエッ・・・ゼエッ・・・」
貴「ん?何だ〜もう疲れたってのか〜?」
虹村「うっっっせえなッ。」
貴「・・・・・・そろそろ休憩するか。」
虹村「ってかお前、"その眼"どうしたんだよ。」
貴「・・・えっ、どした急に?」
虹村「俺にはバレバレだっつの!」
貴「かはwさすがだなww」
そう言ってはにかむように笑ったA。
何年も一緒にバスケやってた俺には分かる。
こいつの眼はいつもの眼じゃない。
プレイをしてるとよりその力を思い知らされる。
虹村「その眼・・・もう"
貴「正解!つってもまだ自分でも何なのか分かってない。それでもこれだけは言える。」
虹村「・・・?」
貴「これは中学の全中・・・あの時、修たちと一緒にプレイをしていたことで目覚めた力なんだ。」
虹村「!」
貴「敵の動きだけじゃなく、修たちを見てたらどんどん皆の先の動きも見えてきて、まるでコート全体の未来が見えているようだった・・・。」
虹村「A・・・」
貴「皆から受け取ったモノって感じかな。」
Aは、その言葉を噛み締めながら自分の右手を見つめて呟いた。そして・・・強く握った拳を俺に突きつけてきたのだ。
貴「ありがとな!修や皆のおかげで俺はこうして強くなった!これからも!もっともっと強くなる!」
虹村「っ・・・」
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嗚呼・・・
こいつはどんどん・・・
前へ進んでいくんだ・・・
それでも何故だろう・・・
たまに突き刺さるこの胸の痛みは。
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nssk(プロフ) - 待ってましたー!!!!!!✧*。٩(ˊᗜˋ*)و✧*。 (2022年9月9日 18時) (レス) @page29 id: f1d6119958 (このIDを非表示/違反報告)
伊万里 - はじめまして、黒バスにハマって読んでみてよかったです!私の中で最高でした。 (2022年7月25日 16時) (レス) @page26 id: 34cb1a8404 (このIDを非表示/違反報告)
maichametamtam(プロフ) - 最新の再開は検討していますか?最新が出来たらして欲しいです!お願いします! (2022年7月20日 23時) (レス) id: dd065062e2 (このIDを非表示/違反報告)
runa(プロフ) - だおさん本当にお久しぶりです!イラストも見ることが出来てめっちゃ嬉しいです!10年は余裕で待てますのでだおさんのペースで更新待ってます♡ (2022年1月14日 3時) (レス) @page26 id: d48379a1c1 (このIDを非表示/違反報告)
日向(プロフ) - お久しぶりです、お帰りなさい!またお時間がある時にでも更新してくださればとても嬉しく思います。応援しています……! (2022年1月9日 20時) (レス) @page26 id: 0ceab624dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:だお | 作成日時:2019年2月1日 20時