【ダンキラ!!!】コーチ科のお人形さん【TOXIC】2nd (ページ6)

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55話ページ6

sideA

蛍｢メール見てくれた？｣

いつの間に。

ノエル｢ああ。｣

晶｢愛しきプリンセス!!白鳥のようにその煌びやかな姿を！｣

ノエル｢アキラ！今すぐ口を閉じろ！｣

？

蛍｢プリンセスをアキラに任せるね。｣

蛍さんから晶さんの腕へ。

何故？

私はリレーのバトン若しくはタスキですか？

蛍｢逃げて！｣

何から？

シキ｢プリンセスを返してください！｣

黄泉から追ってきたイザナミってこういう顔してたのかな。

とか、呑気に考えてたらアトラクションのように凄く揺れます。

赤ちゃんだったら揺さぶられ症候群になります。

酔いそう…

光国｢おっ！？新しい特訓か？｣

私、トレーニング器具に生まれ変わったんですか。

知らない間に？

A『あ、アゲハさー』

無視されました…

創真さんとのデートは実らなかったのかもしれません。

シキ｢アゲハくん！｣

アゲハ｢シキさんやないの。どないしたん？｣

シキ｢プリンセスはどちらに！｣

アゲハ｢見てへんけど…｣

私って影薄いんですかね。

晶｢大丈夫…かい…プリンセス。｣

A『貴方こそ大丈夫ですか？私がシキさんの所に戻れば…』

晶｢せっかくのプリンセスを肌で感じることが出来るんだ！素晴らしい事だ!!｣

わお。初めて心配して損って言葉が身に染みました。

シキ｢プリンセス…！｣

目の前の扉の前に居ます。

シキ｢プリンセス……ボクのプリンセス…｣

罪悪感が…

アゲハ｢誰と居るん？｣

シキ｢恐らく紫藤くんと。｣

アゲハ｢珍しいわぁ。｣

私もそう思います。

シキ｢プリンセスとソラくぅんどちらか大事か聞かれたんです。｣

そうですね。

シキ｢プリンセスはモデルですし、ボクのモチベーションを上げるには欠かせません。ソラくぅんを見ているとインスピレーションが働くんです。｣

どちらも大切ですね。

アゲハ｢Aさんに今度、うちとシキさんどっちが好きか聞いてみるわぁ。｣

わお、意地悪な質問が問われる事が判明しました。

てか、全然探してなくないですか？

アゲハ｢みぃーっけ。｣

晶｢バレてしまったか。｣

アゲハ｢プリンセスが具合悪くして涼しい場所で休憩させてたんやろ？｣

えっ。

A『そうだったんですか！？』

蛍｢その為には一瞬でも蛇ノ目くんとプリンセスを引き裂かないとね。｣

わお、見事な連携プレー。

シキ｢ボクが全てを守ります。｣

蛍｢プリンセスが休めないでしょ。｣

気遣い半端ないですね！？ビックリしました…