【ダンキラ!!!】コーチ科のお人形さん【TOXIC】2nd (ページ5)

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54話ページ5

sideA

【ﾝｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ！】

A『ﾋｪｯ…！』

想像の6倍くらいは怖いです……

シキさんは私を抱きしめて動じてません…

シキ(あの女性の服、もっとこう…)

メンタル強すぎてビックリです…

聖人さんは普通に楽しそうです…

もっとビックリです。

九十九さんは物音にはビックリしますが、動じてはいません…

望｢ﾋｪｯ！｣

これが普通だと思います…

望｢セイちゃん！｣

聖人｢ぼん～、大丈夫だよ～。｣

シキ｢プリンセス、そんなに怖がらなくても。｣

聖人(ぼんもプリンセスも可愛いなぁ。)

シキ(お可愛らしい。)

A『無理です！』望｢無理！｣

ですよね！

蛍｢プリンセスってホラー物得意じゃなかった？｣

A『だってぇ…予想以上に怖いんですもん……』

九十九｢てめーのチョイスじゃねーのかよ。｣

A『ここまで怖いとは思ってなかったんですぅ!!(泣)』

シキ｢ンフフフ、プリンセスはお可愛らしいですねぇ。大丈夫ですよ。｣

何でそんなにニコニコなんですか！

聖人｢ぼーん、出ておいで。｣

丸まってビクビクしてます…

望｢セイちゃんの鬼！｣

引っ張り出されました。

―上映後―

シキ｢おやおや。美しいお顔がぐしゃぐしゃに…｣

だってぇ…

A『怖かったしエンドは最高でしたけど…』

エンドに感動した涙でもあるんです！

シキ｢ボクが癒して差し上げますよ。｣

A『涙で服が汚れますよ……』

シキ｢プリンセスなら本望です！｣

蛍｢本当に蛇ノ目くん、捕まった方が良いよ。｣

何故？

シキ｢ボクとプリンセスの純愛極まりない愛をを邪魔しないでくれますか？｣

蛍｢プリンセスは純愛かもしれないけど、蛇ノ目くんは純愛な筈がない。｣

シキ｢ボクがプリンセスを愛してやまない事に偽りはありませんよ。｣

蛍｢歪んでるでしょ。蛇ノ目くんの性格上。｣

あぁ…

シキ｢心外です。｣

あらあら…

蛍｢プリンセス、なんか蛇ノ目くんを困らせてみてよ。｣

なんで？

どういう反応があるのかは私も気になりますが…

A『シキさんは』

シキ｢はい？｣

A『私とソラさん、どちらが好きですか？』

聖人｢まるで世の女性がいう｢私と仕事どっちが大事なの！｣の蛇ノ目くん版だね。｣

シキ｢そ、それは……｣

困ってますね。

蛍｢プリンセスって即答しないから、預かるね。というか貰うね。｣

シキさんの腕から蛍さんの腕へ。

なんか心地悪いのはシキさんに慣れているからでしょうか。