【ダンキラ!!!】コーチ科のお人形さん【TOXIC】2nd (ページ14)

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63話ページ14

sideA

ベッタリくっついています…

まだ明るい午後には暑いです…

レッスンルームは動く人用にクーラーガンガンですから良いんですが。

A『制服がもう少し涼しめのデザインにして欲しいものです…』

シキ｢ンフフフ、ボクも制服をボク流にカスタマイズしたいんですが。｣

A『丈が長いとより暑そうですね。』

シキ｢そうですねぇ、あと刺激的ではないですね。｣

制服と刺激的なデザインは混ぜたら危険な気がします。

ピタリとシキさんにくっつきます。

シキ｢プリンセス？どうされましたか？｣

A『シキさんに甘えてみただけです。』

右手を手繰り寄せて枕にします。

シキ｢ンフフフフフ。｣

何故か御満悦ですね。

まひる｢そーいえばさ、TOXICってみんなマークついてるじゃん？アゲハ様は胸元で蛇ノ目くんは背中とか！｣

急にTOXICのエンブレムの話ですか。

A『九十九さんは腰にありますよ。』

まひる｢A様は流石にないよね？｣

シキ｢プリンセスはボクのものです。｣

質疑応答はきちんとしてください。

まひるさんもポカンとしてます。

A『一応ありますよ。小さいですが。』

まひる｢小さいんだ。｣

はい。

放課後。

A『シキさん。』

2人では広い部屋。

シキ｢はい。｣

西日は明るくも暗く彼を照らす。

A『今日はいつもより変なオーダーですね。』

制服を1つずつ脱がされました。

シキ｢プリンセスはボクのものですから。｣

顕になった身体にキズをつけられました。

シキ｢プリンセスの玉体に傷をつけるのもどうかと思いますが。｣

割と躊躇なしにキズつけられてますが。

私の身体のエンブレムを撫でる。

A『シキさん、くすぐったいです。』

クスリと笑ってまたキズをつける。

A『シキさんに仕返ししたら怒りますか？』

シキさんは一瞬目を見開いて、

シキ｢仕返しとは？｣

余裕そうに笑いました。

A『……なんか余裕そうにされると腹が立ちます。』

シキ｢ンフフフ、プリンセスからの可愛らしい仕返しとは何でしょう。｣

余裕がある時は私の10手先まで読んでそうなのに、

些細な私の事で一喜一憂して、

可愛らしいのはどちらでしょう。

シキ｢プリンセス？｣

A『なんでもないですよ。』

私を手元に置く為にありとあらゆる事をしてます。

そんな煩わしい事をしなくても、

毒に侵された私に逃げ場はないのに。