35話 ページ36
sideA
モデルのオファーを受けた覚えはないんですが。
シキ｢あぁ……ボクのプリンセスが…｣
なんで引き受けたんですか。
シキ｢まあ、創作意欲が湧くから良いです。｣
私は良くないです。
｢白銀さん、よろしければ水着や下着のモデルも…｣
所謂、グラビアというものですね。
A『お断りします。』
シキさんがＯＫしたら許しません。
シキ｢ダメです。｣
断って下さりました。
シキ｢ヨルムンガンド1の色気のある玉体を簡単に晒すわけにいきません。｣
理由はよく分からないですが。
シキ｢ンフフ。それにプリンセスは｣
なんですか？
シキ｢発展途上ですから。｣
うるさい。
シキ｢まあ、冗談はさておき、｣
冗談じゃなさそうですが。
シキ｢プリンセスはボクのです。簡単に渡しませんよ。｣
疲れました。
シキ｢お疲れ様でした。｣
ええ、本当にもう。
A『だいたい、誰ですか。』
シキ｢プリンセスの魅力を活かせてないから今度からオファーを断りましょう。話では気の合う人だと思ったんですが…残念です。｣
知りません。
そして、今はシキさんが仮縫いの服を着ろと。
疲れましたって言ったのに。
シキ｢それに、こんなに魅惑の妖艶な玉体を晒すなんて｣
A『私はお断りしました。』
シキ｢ンフフ、いつ見ても美しい御背中ですね。｣
すっと細い指が背骨を這わせる。
A『シキさんが多すぎるくらいにメンテナンスするから。』
シキ｢プリンセスの身体はコロコロ変わると困りますから。｣
アゲハさんはかなり体重落としたり制限したりするのに。
背中を這っていた指はだんだん前に来た。
A『シキさん、』
シキ｢何でしょう。｣
何とは私が聞きたいです。
シキ｢プリンセスの服はゆとりを持って作ってるので多少は大丈夫でしょう。｣
何が。
シキ｢おや、何やらメールが…｣
ケータイが振動で揺れてます。
シキ｢プリンセス、見てください。｣
A『シキさんが手を離せば済むのに。』
シキ｢ボクも男ですので。｣
わけが分かりませんが、仕方ありません。
シキ｢…プリンセス。｣
A『なんですか。』
シキ｢気分が高揚しました。｣
A『良かったですね。』
ソラさんの写真が待受なんですか。
絶句しかけました。
A『あまり悪戯したら仮縫いが外れてしまいますよ。』
シキ｢お預けなんてひどいです。｣
知りません。
こう見えてもポーカーフェイスを装うのは辛いんですよ。
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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
