15話 ページ16
sideA
A『シキさん大丈夫ですか？』
シキ｢何処までもお供しますよ。｣
いやあの…
上機嫌なのは結構ですが…
シキ｢ンフフフ♪｣
本当に何がそんなに嬉しいのでしょうか…
ずっと隣の人が耳の近くで笑い続けるなんて、軽くホラーですね。
シキ(プリンセスとデート…！)
A『実際に見るのも勉強ですね。』
シキ｢Aさんは勉強熱心ですね。｣
先程、外であだ名を呼ばれて近くの人達に注目されたので名前呼びにしてもらいました。
ああ、これ…
急に立ち止まって驚いたのか、
シキ｢プリンセs…｣
アウトです。
ギリギリ止めても間に合ってませんでした…
シキ｢どうなされましたか。Aさん。｣
A『綺麗な服だと思いました。』
シキ｢そうですね……｣
真剣に見つめる彼も勉強熱心だと思います。
じっくり観察し勉強し終わったのか、私の視線に気づいたのか私に目を向けました。
シキ｢プリンセス…ボクにそんなに熱い眼差しを…｣
呼び方戻ってしまいましたね…
A『真剣に勉強されてる姿を感心していただけです。』
シキ｢ンフフフ。そういう事にしておきます♪｣
そういう事も何もそうなんですが…
A『お目当ての本屋に到着ですね。』
シキ｢そうですね。｣
今日は良い出会いがあるでしょうか。
―1時間後―
A『……』
シキ(退屈です…本に集中されているので当たり前ですが…)
よし。面白そうなので買いましょう。
あ、好きな作者さんの新作出ている。
あのシリーズ更新されていたんだ…
A『退屈ってお顔に出ていますね。』
シキ｢…良い出会いはありましたか？｣
A『はい。ふふ。』
シキ(なんて愛おしい笑顔でしょう。疲れも退屈である不満もなくなりますね。)
A『お待たせしました。』
シキ｢いいえ。さあ、そろそろ帰る時間ですね。｣
あら、もうそんな時間でしたか…
A『あ、もう少しだけ…！』
シキ｢プリンセス…女子寮は門限がとても厳しいんですよ。｣
知ってます！
A『シキさん…』
シキ｢…はぁ…本当に少しだけですからね。｣
シキさんはお優しいですね。
大ヒットだった映画が遂にBluRayで見れるようになった事をすっかり忘れてました！
映画は好きです。
でも、映画館は苦手なのです。
A『後でアゲハさんと九十九さんと4人で観ましょう！』
シキ｢ええ。楽しそうですね。｣
充実した一日でした。
幸せです。
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桜無糖(プロフ) - シキくん推しなので！！うれしいです！！！ありがとうございます！ (2019年8月6日 1時) (
レス) id: 83b6b600e9 (このIDを非表示/違反報告)
カードキャプター(プロフ) - TOXICの小説がきてくれてめっちゃ嬉しく思います！！！！シキくんと創真くん最推しで！ありがとうございます！！頑張って下さい！ (2019年6月12日 0時) (レス) id: c02ac860ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2019年6月11日 12時
