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愛吐 28 ページ36

ずいぶん日が空いてしまったので、


前回までのあらすじ!/



Aは人虎捕縛作戦に干渉。


その為、万能かつチート異能力である「姿ありけり」(細雪と若干似ており、対象者に自分の思う雰囲気や人間に見せることができる能力)を使って事務員として武装探偵社に潜入。


太宰と乱歩には早々に正体を気づかれたが、太宰とある契約を結んだ上で武装探偵社の駒になることに。


しかし、後に鏡花により正体をバラされてしまい捕縛された尾崎とともに捕虜になることに。


医務室にて尾崎と談話するなかで闇と光の間を行き来する自分と葛藤していたAは尾崎の言葉によりポートマフィアへの永遠の忠誠を誓い、闇で生きることを覚悟。←now!








___________



太宰は物音一つしない医務室の前で一人立っていた。



(Aみたいなポンコツが準幹部…組織の大人もご執心のようだし、ありゃ相当抱えてるものがあるな…)




扉の先から足音がすると思うとおもむろに扉が開いた。



そこから出てきた女は、先ほどまで太宰が考えていた相手である。


彼のよく知る彼女とはすっかり目つきが変わっていた。

彼女の持つ異能力とは違う空気感が漂っていたことは、頭のキレる太宰は瞬時に察した。



『太宰さん。指示を』

「…随分やる気だねぇ」


暗い瞳の奥を見据えるように焦点を合わせた
太宰は得意の薄っぺらい笑みを浮かべて見せる。


(紅葉姐さんの洗脳にあったか…)


ものの数分間で心境が変わるほどの話術を持つのはさすがポートマフィア幹部と云えよう。


『ポートマフィアを守る為ですから』


"守る"


そのたったニ文字にも満たない言葉はどういう意味を暗示しているのか。はたまた太宰が深読みしすぎなのか。


「そろそろ社長から指示が降りるだろう。Aは事務室に戻ってい給え」


『わかりました』


太宰の方を一瞥すると真っ直ぐ事務室に向かうA。


その姿を暗い目つきで眺める太宰。



(従順な子兎に見えてご主人様に反抗。本当に__________)





【気に入らない】



太宰は人知れずふっと口角を上げて妖美に微笑んだ。

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桜雪(プロフ) - りかまるさん» コメントありがとうございます。応援してくださる方がいて本当に感謝してもしきれません。拙い物語ですがこれからもよろしくお願いします、! (2019年4月13日 12時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - のら猫さん» 10分、、それはすごい、、!コメントありがとうございます!自分のペースで頑張ります! (2019年4月13日 12時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - びあんさん» コメントありがとうございます。やっぱり小説を書くのってとても労力のいることだと思います。びあん様も同じ作者の身として無理のない程度に頑張りましょう! (2019年4月13日 11時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - sonataさん» ありがとうございます。sonata様の作品とても素敵でした、、!大好きだなんて言葉を頂けてとても嬉しいです。お互い頑張りましょう! (2019年4月13日 11時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
りかまる(プロフ) - ゆっくりでも大丈夫です。無理なく、執筆して頂けたらと思います。応援しています! (2019年3月24日 22時) (レス) id: dbac4f4de5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雪 | 作成日時:2018年12月29日 21時

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