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愛吐 3 ページ3

『首領から招集を受けた為参りました。ご用件を』

「…そうだ!エリスちゃんと共にこのドレスを着て欲しいのだよ!きっと似合う!」

首領は立ち上がるとごく自然な流れで私に近づいてきて云った。後ろで紅葉姐さんが顔をしかめているが。

『…』

「冗談だよ。だからお願い、紅葉君私を睨むのは辞めて」

「Aには和装が似合う」

「其処なの!?」

私は何を見させられているのだろうか。ショートコント?何にせよこれから樋口ちゃんと西野さんのところに行かなくてはならない為急かすような視線を送る。

首領にはそれが伝わったのか髪の毛をかき上げて椅子に座った。

「君に重大な任務を授けよう。


________泉鏡花とQの監視だ」


"首領の命令は絶対"

これはポートマフィアの掟であり私は其れを破るつもりもない。しかし聞きたいのだ。

『何故今彼女らを…』

首領は頬杖をつきもう片方の手で人差し指を立てた。

「ふふふ、物語は既に始まっているのだよ。其処で、だ。此方が先手を打とう」

首領の仰っている意味は私には理解できない。
しかし首領は私の気持ちとは裏腹にこんなことを云った。

「君は指揮官の適性があるし何より子供と打ち解けるのが早い」

え、と顔を上げる。すると首領はにこにこと笑いながら大事なことだよ、と云った。それとね、と首領は続けた。

「紅葉君が鏡花君の面倒を見るのはAちゃんしかいないと譲らなくてね」

私が必然的に紅葉姐さんの方を向くと優雅に微笑んでいた。
泉鏡花は紅葉姐さんから寵愛を受けていると聞いたことがある。あの笑顔の裏が怖い。何かあっては即刻首が切られると私は確信した。

片膝をつき頭を下げる。

『この命に代えてまで首領の命に従わさせていただきます』

「うん。期待しているよ」

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桜雪(プロフ) - りかまるさん» コメントありがとうございます。応援してくださる方がいて本当に感謝してもしきれません。拙い物語ですがこれからもよろしくお願いします、! (2019年4月13日 12時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - のら猫さん» 10分、、それはすごい、、!コメントありがとうございます!自分のペースで頑張ります! (2019年4月13日 12時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - びあんさん» コメントありがとうございます。やっぱり小説を書くのってとても労力のいることだと思います。びあん様も同じ作者の身として無理のない程度に頑張りましょう! (2019年4月13日 11時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
桜雪(プロフ) - sonataさん» ありがとうございます。sonata様の作品とても素敵でした、、!大好きだなんて言葉を頂けてとても嬉しいです。お互い頑張りましょう! (2019年4月13日 11時) (レス) id: c10e018f98 (このIDを非表示/違反報告)
りかまる(プロフ) - ゆっくりでも大丈夫です。無理なく、執筆して頂けたらと思います。応援しています! (2019年3月24日 22時) (レス) id: dbac4f4de5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:桜雪 | 作成日時:2018年12月29日 21時

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