人体自然発火現象 ページ21
足が燃えた…
チェック・メイトで皮膚を溶かしたので火傷は負わなかったが、ズボンの裾はチリヂリに焼けてしまっている。
「な、なんで…?スタンド攻撃か…?」
『私もよくわかんない…』
「そういやさっき、人体なんちゃら現象って言ってなかったか?」
『あ、うん。
人体自然発火現象ね。
イギリスで多く起きた事件なんだけど、いきなり人が燃えるという怖いもので…
まだよく解明されていなくて人間の脂肪が燃料となって燃えたり、ある一定の量の電圧が発生してしまっただとか色々な説があるらしい…』
「に、人間が発火??そんなスタンド攻撃みてぇなもんがあんのかよ?」
『そうだよね…人体自然発火現象…スタンド攻撃だと考えたら納得いく…
私たちがこの屋敷に入って発火した…
この屋敷に何かあるんじゃ…?』
謎の人体自然発火現象…
この巫家の屋敷。
これはグレートにヘビーだぜ…!
「紀乃、お前はどうやって発火したんだ?」
『仗助との電話を切った後、2階のバルコニーへ出ようと思って上がったけど、思ったとおり開かなくて、それで1階へ降りた時…あっ!』
紀乃がいきなり声をあげる。
『そういえば、指先から血が出てて何かと思ったんだけど、別に大したものじゃなかった。
それで少し指先を舐めたんだけど気づいたら指先の傷が無くなってた…』
「も、もしかして…!?その指先からスタンドが?」
『うん、そうかも…それで、もう一度外へ出れるか確認しようと思って1階のドアを押して、その時に足が燃え始めた…』
ってことは…敵のスタンドは今、紀乃の中に…?
「紀乃、ちょっと我慢してくれ!」
俺はスタンドを出す。
「ドラララララァッ!!」
紀乃を一回壊して、治す。
中にいるヤツが、外に来るはず…
「ーー!?」
出てきたのはタンポポの綿毛のようなもので、ふわふわと周りを漂っている。
『な、何これ…?』
そしてその綿毛たちは、ある一定のところへ集まって行く。
階段だ。
ちょうど、1階と2階の間の段の中に透けて入っていく。
「あそこに…何かある…!?」
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます!とっても励みになりますー!!これからもよろしくお願いします〜!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください! (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)
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