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生きるか、死ぬか? ページ1

『ドラァッ!!!』


ーーいつのまにか仗助が後ろにいた。

渾身の一撃が私の体に打たれる。

銃が空を飛ぶ。

私も銃と同じように弾きとばされた。

紀「ゔっ…」

口元を抑えた。手にぬるっとした感覚が伝わってくる。


これは……血だ。



でも、どうして?

脳内で疑問が駆け巡る。

あれ?でも、仗助はさっき殺したはず…?


なのにどうして目の前に立っているの…!?


億「じょ、仗助ェ??な、お前生きてたのか…?」

億泰もびっくりしたように仗助を見上げる。
億泰の声は驚きのあまり、かすれ声になっていた。


『おいおい、億泰〜考えてみろよ〜
こんなもんで仗助君がすんなり倒れると思ってんのかよォ〜!』

仗助が数歩歩いた。

『こんなもんで死んじまったら、俺、一生の恥だぜェーー?』


よく見たら、頭に銃は貫通していなかった。

代わりに腹の辺りに傷ができている。

『億泰が空間を削ってくれたから、運良く頭に貫通ってのはなかったぜ…ありがとよ、億泰。』


ーーえ?


空間を削り取る?



そ、そんな隙はなかったはず…?



『紀乃…おめー、銃に慣れてねぇんだろ?
銃を撃つとき、いっつもお前は目をつぶってる。1発目撃ったときもそうだった。』


嘘…?
そんな細かいところまで見ていたなんて…


それは私が銃を撃ち、目をつぶってしまっている間、億泰のザ・ハンドによって仗助は横へ移動し、そこに銃が当たった…ということだろうか…?


そして仗助は倒れた。


そこで私は目を開けたので、頭に当たったと信じ込んでしまったのだ。


本当にスゴイ…

仗助は普通の男子高生だとおもっていたのだが、コイツは侮れない。


『だがな、億泰。こっからは俺の問題だ!俺の事は俺が対処する。億泰は、手ェ出すな!』


仗助が一歩前へ踏み出た。


億「で、でも…お前そのキズで…!!」



『ドラララララァッ!!』


仗助に億泰の声は聞こえていないようだ…

伶奈が仗助にやられている…


いきなり来やがったか…コイツ…!


伶「ビッグバン!!」

仗助の近くにあった電柱から茨のようなものが突き出て、仗助を攻撃する…

が、仗助のスタンドであっさり茨は破壊される。

そして伶奈も傷を負う。

茨が切れるくらいやられたので、伶奈も背中全体にぱっくりと大きな傷ができた。

「……」

伶奈は何も言わずにその場にうつむいて立っている。

体力の限界が来たんだろう。

滴り落ちる紅色の血が、伶奈の白い服に模様をつけていく。

紀「伶奈…?」

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設定タグ:ジョジョ , ジョジョの奇妙な冒険 , 四部   
作品ジャンル:アニメ
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-ポン酢→(プロフ) - あんころもちさん» ありがとうございます!とっても励みになりますー!!これからもよろしくお願いします〜!! (2018年5月8日 18時) (レス) id: 21daf65d6d (このIDを非表示/違反報告)
あんころもち - 続編おめでとうございます!これからも更新頑張ってください! (2018年5月7日 7時) (レス) id: beb861d356 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポン酢 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年5月1日 22時

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