偽りのチェス ー1999年の秋ー

東方仗助、恋を知る。 ページ9

ー翌日。

俺は康一たちに早くこの恋してる(かもしれない)気持ちを話したかったから、学校帰りに話がある、と言って億泰と康一にカフェ・ドゥ・マゴに寄ってもらうことになった。

でも由花子がいつのまにかついてきていて
最終的に四人でお茶をすることになった。

「でさ、話したいことってなんなの？仗助くん！」
康一が興味深そうに聞いてくる。

由花子がいるから、ちょっと言いにくいが女の子からの意見も聞いてみたい。
よし、勇気を振り絞って言ってみよう…

『いや…そのオレ…


こ、恋しちまったみてェで…』


全員「こっ！恋！？」
皆が声を張り上げる。
なんか恥ずかしくなってきたじゃんかよォ…

「お、おい仗助ェ！あ、相手はだれなんだよォ？」
やっぱ、そこ気になるよな…

「…巫 紀乃ってヤツ。(かんなぎ ことの)」

「ってあの転校生か！」
康一が驚いた顔で言う。
「鈍感の塊みたいな仗助が恋するなんて…
雪が降るんじゃないの？」

…由花子…鈍感の塊は傷つくっスよォ…

「で？それで？まだ片思いなのね？」

『そうっス…』

「そうだな…仗助ェお前モテるし、想いをぶつけてみたらどうだ？」

『他人事のように言うがな、億泰。
まだ、苗字で呼ばられてんだぜ？』

「それより、もっと仗助のかっこいいとこを見せればいいのよ！
ムカつくけど仗助、貴方モテ体質なのよ。
(ま、私の康一クンには叶わないけど。)
だからそうね…、重いもの運ぶとか、常に心配してあげることが大事よっ！！」

ハァ…さっすが恋のプロフェッショナル。

ってかモテ体質ってなんだよ…！

「とにかく、仗助クン。僕、仗助クンのこと応援してるからね！」
『おう、ありがとよ。康一ィ！』

「オレも応援するぜェ！あんま頼りねェかもしんねェけどよ！」

「困った時はアドバイスしてあげる…」

『あ、あと今の話、誰にも言うなよ？』

「もちろん、いうわけないじゃん！」


そして四人は解散した。

…なんか人生初めての“恋バナ”をした。

こんなに恥ずかしいもんなんだな…

まだ、胸がドキドキする。

恋の病って本当にあったのか…

-アロークロスハウス-→←東方仗助は悩み時。

• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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ラッキーアイテム

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ラッキージョジョキャラ

巫　紀乃

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